子どもの英語教育やビジネスシーンなどで、英会話が必要になる場面が増えています。
それにともない、英会話学習の需要も年々高まっています。
「自分に合った働き方で英会話講師をしたい」と思う方も多いでしょう。
英会話講師というと、英会話スクールに講師として入社して、教室で対面授業を行うというイメージが一般的です。
もちろんそれも一つの方法ですが、最近ではオンラインの英会話講師になるという手段もあります。
今回はそんな英会話講師の仕事内容や年収、必要な資格、働き方まで、英会話講師になるために知っておきたいことをすべて解説します。
ぜひ最後までお読みいただき、憧れの英会話講師になる第一歩を踏み出してみてください。
1 英会話講師について
英会話講師とは、どのような職業なのでしょうか。
英会話をどこで教えるのか、どうやって教えるのか、収入はどのくらいか、気になる事柄はいろいろありますよね。
今回は中学校や高校の英語教師ではなく、英会話スクールやオンライン英会話サービスの英会話講師について、仕事内容や収入、活躍フィールドなどを解説します。
1-1 英会話講師の仕事内容
英会話講師の仕事内容は、一言で表すと「英語を使った会話術を教える仕事」です。
こう聞くと「授業で英会話を教えるだけ」というイメージを持つかもしれませんが、実際の仕事内容は以下のようなものになっています。
- 授業の準備
- 教材の作成
- 英会話の授業を実施
- 生徒さんのフォローアップ
- 学習の進捗や成績の管理
- (フリーランスの場合)顧客管理、予約管理、売上管理
授業をするだけでなく、授業前の準備や授業後のフォローアップも英会話講師の仕事に含まれます。
顧客管理や予約管理、売上管理は基本的に英会話スクールで行いますが、フリーランスの場合はそれらも自分で行う必要があります。
1-2 英会話講師の収入
英会話講師の働き方は、大きくわけて「英会話スクールに勤める」「フリーランスの英会話講師として働く」という二つの方法があり、それぞれ収入も異なります。
【英会話スクールに勤める場合】
正社員:
月収18万円〜23万円程度が相場です。
人気講師や、スキルの高い講師であれば月収35万円くらいになるケースも。
契約社員:
月収18万円〜25万円程度が相場です。
パート・アルバイト:
時給1,200円〜3,000円程度が相場です。
企業研修やTOEIC対策など、特別なスキルが必要な講師であれば時給4,000円〜6,000円くらいになるケースもあります。
【フリーランスの英会話講師として働く場合】
業務委託としてスクールで働く場合:
時給や授業1コマあたりの金額が決められていることが多いです。
時給の場合2,000円〜3,000円程度が相場です。
マンツーマンレッスンかグループレッスンかで時給が異なる場合もあります。
自分で教室を開く場合:
授業料は自分で設定できます。1レッスンあたり2,000円〜5,000円が相場です。
1-3 英会話講師の活躍フィールド
英会話講師は、実際にどのような場所で授業をするのでしょうか。
代表的なものとしては「英会話教室・スクール」で教える方法と、「オンライン英会話」で英会話を教える方法があります。
【英会話教室・スクール】
英会話教室やスクールで教える場合は、教室で対面授業をするのが一般的です。
マンツーマン形式もあれば、グループレッスン形式で授業をする場合もあります。
英会話教室・スクールの種類は、対象となる生徒さんによって以下のように分かれます。
- 子ども英会話スクール
2歳〜中学生くらいまでの子どもを対象に英会話を教えるスクールです。 - 大人の英会話スクール
生徒さんの年齢はさまざまな大人の英会話スクール。ビジネス英会話やTOEIC対策として、英会話を習いに来る社会人の方が多いです。 - 学習塾
中学生や高校生など、学生の方を対象とした学習塾です。受験対策を行う場合もあります。
【オンライン英会話】
対面授業だけではなく、オンラインでのレッスンを提供しているサービスもあります。
在宅で授業ができたり、時間をある程度自由に使えたりするというメリットがあり、副業としてオンライン英会話講師をしている方もいます。
2 英会話講師になるのに必要な資格は?
「英会話講師になるには、難しい資格が必要かも…」と思っていませんか?
学校で英語教師として働くには教員免許などの資格が必要ですが、英会話講師になるための必須の資格はありません。
ですが、英語力証明のために取得が推奨される資格はあります。
英会話スクールでは、英会話講師を採用するにあたり、英語力証明のために「TOEIC800点以上」「英検準一級」といった応募資格を設けているところが多いです。
英語力を証明できる資格がないと、選考で不利になったり求人に応募できなかったりというデメリットがあります。
フリーランスとして自分で英会話教室を開く場合にも、英語力を証明できなければ集客が難しくなります。
英会話講師になるにあたって、なんらかの資格を取得しておくことをおすすめします。
この章では、英会話講師になるのに必要な資格を紹介します。
2-1 必要な資格
英語力証明のために有効な資格を5つ紹介します。
①TOEIC(トーイック)
TOEICとは、アメリカの教育測定機関「ETS」が開発した英語の能力テストです。
主に日本や韓国で、英語力を証明するためのテストとして採用されています。
リスニング能力や読解能力などを測り、テスト結果に応じて0点から1,000点までのスコアがつけられます。
大人向け英会話だと最低でもTOEIC800点以上のスコアを求められる場合が多いです。
②英検(実用英語技能検定)
英検は、日本英語検定協会が主催する英語能力テストです。
1級から5級まであり、下から5級、4級、3級、準2級、2級、準2級、2級と、レベルが設定されています。
英会話講師の採用には、英検2級以上の取得が条件となっている場合が多いです。
③TOEFL(トーフル)
TOEFLは、英語圏の大学や大学院に進学する人に向けて、ETSが開発した英語の能力テストです。
約120カ国で採用されており、海外でも通用する英語能力テストです。
リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングの4技能があり、TOEIC同様スコアで成績がつけられます。
総合的な英語力の証明になると同時に、TOEFL対策を行っているスクールに応募する際にも有利になる資格です。
④IELTS(アイエルツ)
IELTSとは、ブリティッシュ・カウンシルをはじめ複数の機構によって開発された英語の能力テストです。
英語圏での就労や移住を目指す人に向けて開発されました。
IELTS対策を行っている英会話スクールに応募したり、IELTS対策コースを自分で開設したい場合に有利です。
⑤公認英会話講師資格
公認英会話講師資格は、日本英会話協会が提供する民間資格です。
英会話講師養成講座修了後に、修了試験に合格すると取得できます。
英語力だけでなく、指導力や教育能力を身につけたい人におすすめです。
これらの資格は、持っていると有利ではありますが、取得したからといって必ず英会話講師になれるというものではありません。
スクールによっては資格よりも、経験や人間力、指導力を重視するところもあります。
フリーランスの英会話講師として活動する場合には、資格だけでなく自分のレッスンに申し込んでもらうためのアピール方法を考える必要があります。
自分がアピールできる強みは何なのか、一度じっくり考えてみることをおすすめします。
2-2 資格の取得方法
各資格は開催日と開催地域が定められているので、希望の日程に申し込みます。
申し込み方法はテストにもよりますが、WEBや書店で申し込めます。
試験日が来たら会場で試験を受け、結果は後日郵送されるか、WEB上で確認できます。
TOEICや英検、TOEFL、IELTSは独学で勉強できます。
試験対策を行っているスクールや通信講座で学ぶのも一つの方法です。
3 英会話講師になるには?
資格取得など、英語力を証明できるものが準備できたら、いよいよ英会話講師として活動をはじめましょう。
この章では、英会話講師になる方法をひとつずつ紹介します。
3-1 英会話教室や英会話スクールに勤める
英会話教室やスクールの求人に応募して採用されれば、正社員や契約社員、パート、業務委託の英会話講師として働けます。
求人は、求人サイトや各教室のホームページ、貼り紙などから探して応募します。
英会話スクールに勤める場合は、シフト制で曜日や時間が定められている場合が多いです。
3-2 オンライン英会話サービスに登録する
ネイティブキャンプやDMM英会話といったオンライン英会話サービスでは、業務委託の英会話講師を募集しています。
日本人から英語を教わりたいという需要も多いため、登録を検討してみるのも一つの方法です。
オンライン英会話サービスでは、自分の都合の良い日時でレッスン枠をオープンできる場合が多いです。
副業としてオンライン英会話講師をしたい方や、時間を柔軟に使いたい方におすすめです。
3-3 フリーの英会話講師として活動する
フリーの英会話講師として活動するという方法もあります。
レッスン形式はさまざまで、自宅やレンタルスペースに生徒さんを呼んでレッスンしたり、MOSHなどのサービスに登録してオンラインレッスンを提供したりという方法があります。
フリーの英会話講師なら、自分の都合のいい時間帯でレッスンしたり、好きなカリキュラムを組んだりできるというメリットがあります。
レッスン料金を自分で設定できるという点もおすすめです。
4 フリーランスの英会話講師になるには?
フリーランス英会話講師になるために、準備すべきものを紹介します。
フリーランスの英会話講師にとって必要なのは「場所」「集客」「ツール」の3つです。
ひとつずつ、わかりやすく解説します。
4-1 場所を決める
まずは、レッスンを行う場所を決めましょう。
【部屋を借りる(または自宅)】
レッスン用に部屋を借りたり、自宅に生徒さんを呼んでレッスンを行うという方法です。
レッスン用に別途部屋を借りる場合は、固定費が発生するので資金繰りが厳しい場合にはおすすめしません。
【レンタルスペース・カフェの活用】
レッスンを開催する際にレンタルスペースを借りるという方法があります。
部屋を賃貸で借りるよりは費用は抑えられますが、レッスンごとにお金はかかります。
また、レッスンのたびにスペースの空きを探さなければならないという手間もかかります。
カフェでレッスンを行うというのも一つの方法です。
カフェ代だけで済むのでスペースレンタル費用を安く抑えられます。
ただカフェによっては喫茶以外の用途を禁じているところがあったり、周りの目が気になってしまう生徒さんもいるので注意が必要です。
【オンライン英会話レッスンという方法も】
オンラインで英会話レッスンを提供する方法もあります。
在宅で仕事ができ、スペースを借りる費用がかからないのでおすすめです。
MOSHでは、簡単にオンラインレッスンも開設できます。
予約と決済が同時にできるほか、回数券を設定して管理したり、お問い合わせの管理もできるので便利です。
会員登録すればすぐにレッスン提供をはじめられます。
まずはお気軽に登録してみてください!
4-2 集客・告知をする
レッスンを開始する準備ができたら、いよいよ集客です。
【SNS】
TwitterやInstagram、FacebookといったSNSを使って集客する方法です。
手軽に、かつ安価に集客ができるのでおすすめです。
SNSでの集客で大切なのは「ファン作り」です。
レッスンの告知をするだけでなく、日頃から英語や英会話にまつわる有益な情報をSNSで発信していれば、「この人に教わりたい」と申し込んでくれる生徒さんが増える可能性が上がるでしょう。
【ホームページ】
自分のホームページを開設して集客する方法です。
ホームページ制作に関する知識や費用が必要ですが、ちゃんとしたホームページを開設すれば信頼感を得られるでしょう。
プロフィールや経歴、レッスンの内容などの多くの情報をひとつにまとめることができるのも便利なポイント。
SNSとホームページを併用して、集客・告知を行うのもおすすめです。
【フリーペーパー】
地域のフリーペーパーに、自分の英会話レッスンの情報を掲載してもらう方法です。
自宅やレンタルスペースなど、開催場所が決まっている場合は、その地域の人を主なターゲットにしますよね。
その場合、地域のフリーペーパーは有効な集客手段です。
【スキルシェアサービスの活用も】
オンラインで英会話レッスンを行うなら、スキルシェアサービスを活用することもおすすめです。
スキルシェアサービスの場合、オンラインでレッスンを行うのでスペースレンタル費用などは不要ですが、システム手数料は発生します。
レッスンの売上から手数料を引いた額が実際の収入となりますので、手数料がなるべく低めのサービスを選びましょう。
MOSHの場合はクレジットカード決済の場合は手数料6.5%+99円で利用できます。
4-3 ツールを導入をする
レッスンを受けてもらうにあたって、申し込みツールやオンラインレッスンツールが必要になります。
【予約・決済ツール】
告知や集客によって興味を持ってくれた人に、サービスを申し込んでもらうためのツールです。
予約は、SNSのDMやメール、スキルシェアサービスやホームページの申し込みフォームで受け付けられます。
決済は、個人でも簡単に決済ができるPayPalなどのツールを利用します。
予約と決済のツールがバラバラだと、申し込む方も管理する方も少々面倒ですよね。
MOSHなら、予約と決済が同時にできるのでおすすめです。
【配信ツール】
オンライン英会話レッスンをするなら、配信ツールが必須です。
配信ツールでおすすめなのはZoomです。
アカウント取得や操作が簡単で、オンラインレッスン初心者でも使いやすいというメリットがあります。
Zoomで会議を行っている企業も多く、生徒さんの中にも使い慣れている人が多いでしょう。
必要に応じて、マイクやカメラ、ヘッドホンなどの配信機材も準備しましょう。
5 MOSHで英会話レッスンを始めよう
MOSHでは、フリーのオンライン英会話講師を応援しています。
予約機能や顧客管理機能、決済機能を取り揃えており、簡単にあなただけのサービスを開設できます。
MOSHでのレッスン開設は決して難しくありません。会員登録をすればすぐに自分のレッスンページを作成できます。
- 予約機能付きのホームページが作れる
- 予約と決済が同時に行える
- 回数券の設定と管理ができる
- お問い合わせ管理ができる
- 顧客管理ができる
- 感想レポートが集められる
- 1対1のパーソナルな予約が取れる
など、MOSHのメリットはさまざま。
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