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連載企画『指名のウラガワ』
各業界で活躍するMOSHユーザーの皆さんにスポットライトを当て、
人気の秘訣とそのウラガワに迫ります。
『人材×占い×YouTube×Webメディアのひと』として、タロット占いを副業としているパラレルワーカー。ツナガリズモCEO。占い鑑定数約14000件。LINEチャット占いでは約2500件。日本テレビ『マツコ会議』の副業特集にも取り上げられ、自身の占い経験から、占いジプシーのメディアも立ち上げ現在運用中。
占いに30万円費やした、それでも安心がほしかった
--今日はよろしくお願いします!ちかさんはパラレルワーカーの占い師と伺いましたが、どのような流れがあったのでしょうか?
もともとは大阪出身で、そのまま新卒で金融系に勤めていたんです。
その当時はなぜか『キラキラOLにならないといけない!』と思っていて(笑)無理しても続かないもので、結果として大阪にいた8年で7社経験して……当時は『わたしの人生終わったな』と思っていましたね。
そうして27歳のときに、わたし自身がWeb占いにハマりまして。
--もともとは占いサービスを受ける側だったのですね!
そうなんです。使っていた占い専門サイトが『どの占い師も初回10分間無料』という仕組みで、それに見事にハマって(笑)
不安なときに占い師に電話して、「大丈夫だよ」と言われて安心して、また不安になったら口コミを見て、電話してを繰り返して。
初回10分間を超えると、1分400円とかするんですよ。それでまんまとハマり、合計30万円は溶かしていましたね。
--すごい仕組みですね……その課金の結果、ちかさんの悩みは解決したのですか?
それがまったく解決しなくて(笑)
占い師から電話ごしに「大丈夫です!今から光を当てます!」とか言われるんですよ(笑)いまとなっては笑い話ですが、悩んでいる当時は周りにそんなことを言えなかったですね。
彼氏とヨリを戻せるわけでもないですし、心も荒んでもぬけの殻で仕事したり……振り返ると悲惨でした。
そのタイミングで東京への転職が決まったので、そこで占いとも離れられて本当によかったです。『ここにいけば安心できる』という、依存性の高い習慣になっていたんですね。
人と知恵をかけ合わせ、複数の収入源をつくる『健全さ』
--気づいてよかったです……!そこから転機があって、東京で働き始めたのですか?
そうですね。当時付き合っていた彼が東京に戻るタイミングで、わたしも人生諦めモードだったので、一緒に東京に行こうと転職活動をしていたんです。
彼とは転職が決まる前に別れたのですが(笑)『それもシャクだし東京に行こう!』と思って3年前から東京にきました。
現在はリモートワークの派遣を扱う企業に業務委託で働きつつ、副業で占い師をしたり、転職者をエージェントにつないだり、いわゆるパラレルワーカーをしていますね。
--パラレルワーカー!これまでの正社員生活から、どうしてその働き方を選んだのですか?
自分の考え方と合っていたのが、いまの働き方だったんですよね。シェアリングエコノミーのように、自分の知恵と相手の知恵をかけ合わせる働き方をしていきたくて。
好きだと思う人との協力関係で間口も広がり、収入源を増やしていくのが理想なんですよね。
占いを本業にするつもりもなくて。今は独立しているので、占いも結構な収入源になっていますが、『複数の収入源でやっていける状態が健全だな』と考えています。
わたしに合っていた、ひとつずつ武器を増やす働き方
--複数の収入源でやっていける状態が健全、とはどうして思ったのですか?
占いしか収入源がなければ、お客さまをハマらせてしまおうとそりゃなるな、と思うんですよ(笑)
いろんな占い師さんがいますし否定はしませんが、占いに定期課金させるように繋ぐのが王道の稼ぎ方なら、わたしはそれをしたくないと思ったんですよね。
--なるほど、そのスタンスゆえの選択だったのですね。
そうですね、いまは収入源でいうと9こくらいあるので。それぞれの額が大きいわけではないですが、ひとつがダメでも『まあいいかな!』と気持ちに余裕もできますよね。
実際こんなふうに『ひとつずつ武器を増やす』というやり方がわたしにも合っていました。
占いの餌食になる人を、減らしてあげたい
--ちかさん自身も占いビジネスに疑問を持っていたところから、どういうキッカケでタロットカード占いを提供していこうと思ったのですか?
占いにハマっていた時期に『お金がもったいないな』と思って、タロットカードを学び始めました(笑)
ただ、わたしも当時は疑問を持っていなかったですし、本気で悩んでビジネスの罠にハマっていたので……。
いまのお客さまもそうなんだろうと思うと、『この餌食になる人を減らしてあげたい』と思ったのがキッカケでしたね。
--つよい原体験ですね……!サービスとして提供するまでにハードルがあると思うのですが、どのように始めたのですか?
はじめはスキルシェアサービスで、電話でのタロットカード占いメインに、無料プランで提供していたんですよ。
そうしたらいつの間にか有料プランも売れるようになって、その件数がどんどん増えていって。
そこからLINE占いで一気に広がった感覚がありますね。気軽にできるからか、LINE占いだけで2500件の販売実績があります。
--サービスの提供スタイルも工夫されていると思うのですが、他の占い師さんもそうなのですか?
ツールはどんどん変えていってますね。スキルシェアサービスからの依頼は電話占いして、LINE占いはチャット対応して。
他の占い師さんはそもそも面識がないのですが(笑)、Web占いでそこまでツールを変えている人はあまり見かけないですね。
同調するだけの占いは、何の解決にもならない
--ちかさんは占いジプシー向けのサービスを作っているそうですが、それも珍しいですよね。
そうですね。占い師の経歴や過去がわかって、お客さまも「この人に頼もう」と思える属人的なサービスを作りたいと考えていて。
占い師って、自身の人となりや過去を明かしていない人が多くて、お客さまからするとどんな人かわからないんですよね。
それに、たとえば自分が転職で悩んでいても、企業で一度も働いたことのない占い師に相談しても解決しないと思うんです。
--確かにそうですよね。それはお客さまのニーズも感じたのですか?
というよりも、これまで14000件以上売ってきたなかで、お客さまに『同調してほしい人』が多かったことが起点でしたね。
同調するだけ、共感するだけ。これは何の解決にもならないな、と思ったんです。
だからわたしの作ってるサービスも、ただ話を聞いてほしい、同調や共感をしてほしい人だけではなくて、本気で自分を変えたいと思う人向けのものかもしれません。
本気で変わりたい人の、手を引っ張りあげられる存在に
--お客さまに還元できていないと感じると、ちょっと寂しいですよね。
そうですね。わたしは『本気で現状を変えたい』と悩んでいる人を救いたくて。助けてほしいと手を出している人を、引っ張ってあげられる存在でありたいんですよね。
自分を変えるつもりがない人には、なにも言葉が届かないんですよ。
他人の言葉が入ってくるときは、気持ちも思考も、そう思える環境にいることが前提なんですよね。だから、まず整っていない人は整えて、言葉を伝えていくことが大切だと思っています。
--それは、とくに恋愛相談あるあるですね(笑)
「でも!カレはこう言いましたもん、2年前に!」と言っている方もいらっしゃって「2年前かよ!」と思いましたね(笑)
そもそも、どんな占いに行っても同調されることしか求めていなくて、安心したからお金を払うのって、すごくもったいないことじゃないですか。
とくに、そういうお客さまはWeb占いや電話占いでは多いとは感じていますね。
--わたしも友達に誘われて対面占いに行くことはありますが、Web占いとまた違うのですか?
対面占いは元気な人が行くところだと思うんですよ(笑)〇〇の母とか予約で1年待ちもありますし、元気だけど病院にいく、にんにく注射を打ちにいく感覚に似ていますね。
一方でWeb占いは心に余裕がない、「いますぐ聞いてくれよ!」となっている方がハマりやすいんですよね。具合が悪すぎて、即効薬がほしくて病院にいく感覚だと思います。
わたしは『元気になるかも!』と思える、ポジティブになれる占いに行きたいですし、自分自身そういう存在でありたいですよね。
やりたいことを発信したら、マツコ会議を引き寄せた
--多くの経験をされてきたと思いますが、仕事のなかでやりがいに感じることはありますか?
確実にお客さまの悩みの質が変わりましたし、それにやりがいに感じますね。転職についてもキャリアアップからジョブチェンジまで、『留学でどこの国に行ったらいい?』という相談もいただいたり。
定年後の働き方に悩んでいる方には「あなたのスキルは価値があるので〇〇ってサービスに登録するといいですよ!」とアドバイスしたり。
あくまで占いメインですが(笑)わたし自身も楽しいですし、前向きに元気になってくれた方が嬉しいですよね。
--占い師としてもパラレルワーカーとしても多くの方々に関わると思うのですが、仕事として意識していることはありますか?
直感ですね。けっこう当たるなと思っていて、それこそ心から好きだと思える人じゃないと、仕事でも男女としても付き合わないようにしています。
わたしを利用してやろうという意図が見えてしまったり、好きだなと思えなければいくら積まれても行かないですね(笑)
いいところを探そうと思ってもなかったりするので、適度に距離を置いたり近寄らないようにしています。
--それはわたしも身につけたいです(笑)
これは、もともと騙されまくっていた経験が活きましたね(笑)
あとは発信していくことも意識していますね。毎日のように「マツコ・デラックスさんの番組に出たい!」と言っていたら、先日マツコ会議に出演できたり(笑)
言ってみたら叶うものだなあ、ということが最近たくさん起きています。
わたし自身をコンテンツに、占いをもっとエンタメに
--言ってみたらマツコ会議に出るのはすごすぎます……!
わたし自身が占いにハマっていた過去を、記事やyoutube、先日のテレビ出演のように発信することで、いま悩んでいる方々が「わたしと一緒だ!」「でも元気そうじゃん!」と救われる、希望を持てるコンテンツになれたらなと思うんです。
そういう意味でも、テレビに出てよかったなとは本当に思いますね。『占い師ってなんか怪しくて怖い』というイメージから、エンタメに近づけることができたと思います。
--エンタメとして身近に感じてもらえるのは、大事なことですよね。
「実は占いを受けているんだよね」って、周りの人には言いづらいことなんですよ。かつてのお客さまでも借金をしてまで占いやっている方がいたり……。
そこまで悩んでいる人たちを救いたいですし、だからこそ伝えていきたいですよね。
それに占いってレッドオーシャンだと思っていましたが、意外とブルーオーシャンだなと感じていて。
特にWeb占い師の方々って外に出てこない、顔を隠したがるので、わたしは積極的に晒していこうと思っています(笑)
気軽に相談してほしい、福利厚生としての占い構想
--占い師としても働き方としても、チャレンジし続けるちかさんですが、これからしたいことは何かありますか?
占い師の企業内のあたらしいポジションとして、CFO(チーフ・フォーチュン・オフィサー)を作りたいんですよね(笑)
社長をはじめ、従業員の、適度な距離で悩みを解決するサポーターを、占い師だからこそ担えると思っていて。
『オフィスを移転していいのか』『恋人とうまくいかず仕事が手につかない』『なんだか元気が出ない』『仕事をやめたい』
こうした悩みを気軽に相談できる窓口として、福利厚生のニーズがあると感じましたし、そうしたお声がけもいただいたんですよね。
--構想を聞くだけも、おもしろそうですし需要ありそうですね……!
それにみんながなんでも言える空間って、いまの日本の会社にはないので。日本人にとっても一番いいポジションなのかなと思ったんです。
仕事でもプライベートでも、悩んだ時にカウンセリングや心療内科にいくのは、どうしてもハードルが高い行動ですよね。
占いは当たるも外れるも占いですが、使い方は人それぞれですから。気軽に来ていただきたいですね。
--気軽に自分の悩みを言える場所は、ほんとうに貴重だと思います。
顔を合わせなくてもいいし、メッセンジャーで聞いたら、なんだか前を向けてうまくできる気がする。
『ハッピーになれるで!』と引き上げられる、支える存在としての即レスbot集団と言いますか(笑)そういうポジションを作っていきたいです。
この構想は、実現に向けて着々と動いているので、とても楽しみですね。
これからも、たくさんの人を前向きにしていくのだろう
本気で変わりたい人に、会社に生まれる悩みに
寄り添い笑顔を増やしていく姿が鮮明に浮かんでいる
ちかさんのオフィシャルページはこちら!
https://mosh.jp/chikasan/home
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