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【完全版】オンラインレッスン講座の作り方

『オンラインで自分の講座を始めてみたい!でも、具体的に何から始めればいいの?』と悩んでいる方に向けて、オンラインレッスン作り方を徹底解説していきます。

オンラインレッスンは、あなたのアイディア次第でどんな内容でも講座にできます。内容が受講者のニーズとマッチすることで、双方に有益な講座を作り上げることができるでしょう。そのために、いきなり細かな講座内容を決めてしまうのではなく、まずは以下の3点を掘り下げていきます。

  • どんな内容のオンラインレッスンを作りたいか
  • 受講者がどんなことを望んでいるか
  • 何を目的に続けていくか

土台をしっかり固めることで、講座・受講者・目的が明確になります。この3点がしっかり見えている講座であれば、プログラムも進めやすく、受講者も集まりやすくなるでしょう。

1 どんなオンライン講座にするか考えよう

オンラインレッスンの開設に興味のある方であれば、漠然と内容は頭にあるのではないでしょうか。もし『全く思いついていない』という方でも安心してください。まずは大きなテーマから考え、徐々に細かく小さくしていくことが重要です。以下の手順を追っていきましょう。

1-1 大まかなジャンルを決める

まずは、以下のような大きなジャンルを決めていきましょう。自分が得意なこと、やりたいこと、楽しそうだったり興味を持ったこと、どんな引っかかりでもいいので、ジャンルを眺めてみて『これだ!』と思うものを考えます。

ヨガ、フィットネス・トレーニング、ダンス・バレエ、料理、美活、美容・運動・教養、音楽・楽器、ママ・赤ちゃん・キッズ向け、文化、手芸、相談・カウンセリング 等々、

消去法で『運動は教えられないな』『美容は興味がないよ』と考えていくのも1つの方法ではありますが、講座作りを進めていく上で積極的な意思がないと躓いてしまうこともあるでしょう。なるべく能動的な気持ちで選ぶようにしましょう。

もしかしたら既に、お菓子作り・ギター・ヨガといったもう少し詳しい内容まで決めている方が多いかもしれません。しかしそうであっても、大まかなジャンルで一度考えてみて、決めた内容がどのジャンルに属すのか考えてみることが大切です。ジャンルを意識することによって受講者の望むことが見えてきますし、参考にする他講座を探す時にも役立ちます。

例えば、ヨガのレッスンを受けたいと思う方が検討しているのは同じヨガだけでなく、ピラティスやランニング、登山かもしれません。運動がしたいという気持ちだけでなく美容に気遣いたいという方であれば、ボディメイクやツボ押し、マッサージなどの講座を探しているかもしれませんね。ジャンルを考えることが、その先にある受講者を捉えることに繋がります。

1-2 ジャンルを細かくしていく

ここが本題ですね。先に挙げた、お菓子作り・ギター・ヨガなどの具体的かつ細かいジャンルを決めていきましょう。料理ジャンルの中であれば家庭料理の他にもお弁当・お酒・グルメ・マナー、などいくつか考えられます。

ここでのポイントは、1単語で言えるジャンルまで細かくしていくことです。自分が講座を開いている姿を思い浮かべながら、家庭料理>時短料理>作り置き…と細かくしていきます。『作り置きの冷凍保存の仕方』など、1単語以上で説明しないといけないほど細かくしてしまわない方が良いでしょう。オンラインレッスンのコンセプトとしては細かすぎ、また受講者にもわかりにくくなってしまうためです。

また反対に、『運動ジャンルの、ダンス教室』と決めてはいるもののそれより細かく思いつかないこともあるでしょう。その場合は、インターネットでダンス教室を検索してみてください。バレエ・社交ダンス・ハワイアン・タップ・民族舞踊・武術・ヒップホップ…などなど、ダンスのジャンルはもっともっと細かくなります。

オンラインレッスンは日に日に増加しており、同じジャンルで同じ内容のレッスンが世の中に沢山あるかもしれません。せっかく作った講座が沢山の似た講座で埋もれてしまっては悲しいですよね。そんな時、細かいジャンルまで決めているとよりニッチな層にアプローチすることができ、講座のオリジナリティを評価してもらいやすくなります。

1-3 オンラインレッスン受講者の属性を考える

受講者がどんな属性なのかも、講座の内容と直結してきます。わかりやすい例はキッズレッスンじゃないでしょうか。受講者の属性を子供と限定して、子供に向けたプログラミング講座であったりそろばん教室であったりを開きます。高齢者に限定したオンラインレッスンもいいかもしれません。オンラインのハードルはありますが、手芸レッスンや書道教室などに需要がありそうです。

講座として受講者の属性を明確に限定しないとしても、核となるターゲットがどんな属性なのかは必ず考えておく必要があります。性別や年齢等、属性がしっかり決められていると、講座の内容もそれに合わせて変えていけます。また受講者自身も、自分に合っている・求められている・同じ仲間ができそう、などの理由で講座を受ける理由になるため、属性が明確になっている講座の方に人気が集まる傾向にあります。

1-4 ペルソナを設定する

属性からもう一歩進んで、ペルソナまで決められると良いですね。ペルソナ設定とは、1人の架空の受講者を設定することです。名前や年齢、行動や価値観、ライフスタイルなど、できる限り詳細に設定していきます。

講座を進めていく中で、この架空の人物を受講者に分かるように表に出すことはありません。あくまでオンラインレッスンのテーマやコンセプトを考える上で使う設定です。

ペルソナを設定するメリットは、より受講者目線に立った講座作りがしていけることです。例えば『30代女性に向けたジェルネイル講座』を考えたとして、日中に時間のある専業主婦がターゲットなのか、仕事帰りのOLなのか、初心者か経験者か、将来プロになりたいのか、などの細かい受講者の事情によって講座時間やプログラム内容が変わってきてしまいますね。

全ての人に合わせた講座を考えることは非常に困難です。もし実現したとしてもそれぞれに満遍なく合わせているということは1人1人にはあまり刺さらない内容になってしまうでしょう。

具体的にペルソナを設定することで、その架空の人物に近い人に対してはとても刺さる内容の講座を作ることができます。先ほどの例でいけば、『名前は〇〇、32歳独身、平日はほぼ残業、趣味で週末にネイルをやっている程度の経験者、彼氏あり、結婚出産後にいつかネイリストとして働いてみたいと思っている』とペルソナを立て、受講時間は受けやすい土曜日の午前中にし、プロへの道筋を説明するような内容にしていけます。デート受けしやすいネイルや季節のイベントを取り入れたネイルを取り入れるなど、具体的なプログラムも浮かんできやすくなります。

2 オンラインレッスンの受講者に寄り添う

オンラインレッスンに限らずどんなサービスにも言えることですが、受講者の気持ちにとことん寄り添うことが成功の鍵です。こちらの気持ちばかりが先走って受講者が置いてきぼりになるような講座では、人は離れていってしまうでしょう。

そしてオンラインレッスンというものは、何かを教える場です。何かを成し遂げようとして受講者は講座に申し込んでいるはずですから、その受講者の気持ちをうまく捉える必要があります。受講者にどんなことができるようになってもらいたいのか、どう変わっていってほしいのかを考えていきましょう。

2-1 オンラインレッスンの受講目的をリサーチ

受講者がどんな目的でオンラインレッスンを受けるに至るのか、その目的をリサーチしていきます。自分の講座に似たオンラインレッスンを探して、その受講に至るきっかけを見ていきましょう。傾向を見るために、1人の目的だけでなく少なくとも20人以上は目的をチェックします。

調べる方法は、インターネットの口コミサイトや個人ブログ、ツイッターなどのSNS、それぞれのコメント欄など沢山あります。オンラインのレッスンで自分の講座に似たものが見つけられなければ、オフラインの習い事も見てみましょう。同ジャンルや類似ジャンルの講座でも良いです。沢山の人の目的に触れることで、だんだん想像ができるようになってきます。

しかし、オフラインの習い事しか探せなかった場合は、ジャンルが全く違うものでも良いのでオンラインに特化した目的を数人分は探してみてください。広い意味で、オンラインレッスンを受ける人が何を望んでいるのかが見えてくるはずです。

2-2 受講目的がネガティブかポジティブか

オンラインレッスンの受講目的は、ネガティブな理由によるものかポジティブな理由によるものかに分けられます。リサーチしたものも、この2つに大別されるはずです。

ネガティブな理由とは、受講者がレッスンの目的としているものが負の感情から起因している場合です。夜も眠れないくらい悩んでいることを解決したいことがある。不安なこと、痛み、怖がっていることから逃れたい。もっと柔らかく言うと、例えば『スタイルの悪さが気になるからエクササイズを始めたい!』といった場合です。

ポジティブな理由とは、正の感情から起因している場合です。前向きで向上心のある理由ですね。興奮していること、熱中していること、熱心に信じていることがある。具体的には『もっと美しくなりたい!腹筋を割りたい!そのためにエクササイズをしよう』という場合です。

例でわかるように、ネガティブでもポジティブでも同じ講座に辿り着くことは多くあるでしょう。しかし、講座を続けていく上で、より受講者の気持ちに寄り添って進めていけるかどうかはネガティブ起因なのかポジティブ起因なのかを理解しているかが影響します。

ただ『エクササイズをしてスタイルを変えたい』という目的を捉えるだけではなく、コンプレックスを克服したいからなのか、もっともっと筋肉をつけていきたいからなのか、もっと深い部分にある気持ちを理解することで受講者をより満足させる講座を作ることができるでしょう。

2-3 自分のモチベーションと照らし合わせる

最終的には、オンラインレッスンの受講者にどうなってもらいたいかを自分の中で1つ道筋を決めましょう。そのためには、ここまで行ったリサーチとネガティブポジティブの区分けを経て、自分自身の気持ちと照らし合わせていきます。

ネガティブとポジティブの話で言うと、困っている人を救いたいという気持ちが強い講師もいれば前向きな人を応援したいという講師もいるでしょう。どちらが正しいというわけではなく、どんな受講者に講座に来てもらいたいのかで決めましょう。

リサーチの結果、ネガティブな理由で同じジャンルの講座を選ぶ人が多そうだとしても、ポジティブな理由の受講者と付き合っていきたいしその方が自分に合っていると思えばそちらを選ぶべきです。講座を作っていく上でのモチベーションになりますから、自分がどんな人にどうなってほしいのかをじっくり考えることはとても大切です。

リサーチを重ねている中で、感動したエピソードや共感したきっかけなどがあればメモしておくと良いでしょう。多くの人の口コミを見ていく中で流されてしまわないように、自分の心が動いたものは残しておくべきです。

例えば『祖母の自然な笑顔を綺麗に残し、本人にも家族にも喜んでもらいたいから、人物写真を習いたい』という人の話を見て『そんな人の力になりたい。柔らかく愛情がにじみ出るような写真を撮れるようになって欲しい』というモチベーションが湧いたのであればその気持ちを大切にしましょう。

3 講師=あなたがオンラインレッスンで何を実現したいのか

受講者に寄り添った後は、自分自身の目的について考えます。

前項で触れた受講者の目的を達成することが、土台となるでしょう。受講者の目的が自分の目的とシンクロすることで、一緒に頑張っていく・一緒に講座を進めていく、というパワーになります。

その上で、次は自分が何を実現したいのかを考えていきます。今作り上げているオンラインレッスンの目的を明確にする作業です。

3-1 オンラインレッスンで自己実現を目指す

オンラインレッスンで実現したいものを思い浮かべた時に、何が出てくるでしょうか。和やかに過ごせる仲間が欲しいという方もいれば、お金を稼ぎたいという方もいるでしょうし、講師として誰かに認められたいという方もいるでしょう。それらの目的からスタートしてももちろん構いませんが、最終的には全て叶えた先にある『自己実現』を目指しましょう。

では、自己実現とは何でしょうか。自己実現を説いたマズローという方の言葉を借りると

”自分に最も適した達成すべき活動をみつけ、自分の可能性を発揮すること”

です。オンラインレッスンによって自分の能力や才能を存分に開花させることが、最終目的になるでしょう。

3-2 自己実現までの道筋を決める

オンラインレッスンで自分の力を発揮するためには、小さなステップから徐々に進んでいく必要があります。急に大きな力が湧いてきて成長できるということはありませんから、道筋を決めて徐々にステップアップしていきましょう。

道筋を追っていきやすいのは具体的な目標数字を決めることと、その数字を定期的に観測していくことです。例えば、受講者数を月に何人増やす、受講者から資格の合格者を何人出す、受講者にアンケートを取って満足度調査をし80%以上を目指す、などです。

これらの数字を右肩上がりに追っていけるようになると、それはあなたに向いている講座だと言えるでしょう。成功が目に見えると、自分の得意なことをもっと伸ばせるように工夫ができます。工夫を繰り返していった先には自分の可能性を最大限に発揮できる未来が待っています。

3-3 社会貢献を意識する

自己実現は具体的に想像しにくい目的ですが、わかりやすいやり方の一つに『社会貢献を意識する』というものがあります。誰かのためになること、地域のためになること、世の中のためになることをすることで自己満足度が上がり、より大きく可能性を伸ばすことになるでしょう。

社会貢献というとボランティアのイメージが浮かぶかもしれませんね。しかしオンラインレッスンは受講料をいただいて作っていくものなので、ボランティアではありません。ボランティアではなくとも、社会貢献は誰かのためになるということに繋がれば自然と実感できるのです。

理想は、受講者の目的が自分自身のやりたいことにもなり、それがより多くの人に影響していくことで社会貢献となり、自分の可能性が伸び成長していける、という形です。ここまでうまくいかなくてももちろん良いのですが、講座を始める前に理想形だけでも頭に入れておくと良いでしょう。

4 オンラインレッスンのプログラムを考えよう

ここまではオンラインレッスンのコンセプトに関わるお話しでした。それをレッスンプログラムに落とし込んでいきましょう。

4-1 初回と最終回の状態を決める

受講者が初回にどういった状態なのかと、最終回ではどこまで何ができるようになっている状態なのかを考えます。受講者のペルソナ設定や目的など、ここまで考えてきた内容を振り返れば簡単に決まるはずです。

4-2 各回で伝えたいことを決める

オンラインレッスンの各1回の講座で、伝えたい内容を決めましょう。より具体的だと良いですね。例えば『体づくりをする』だけではなく、『肢体を安定させつつ、スムーズに動かす方法』などと書いてあれば受講者も変わっていくビジョンが見えて魅力的に感じるでしょう。長すぎても理解しにくくなりますので、20文字くらいが目安です。

4-3 講座の骨組みを作る

1回の講座を3段階前後に分け、骨組みを作っていきます。そして段階毎に内容を詰めていきましょう。全体を頭の中で簡単にシミュレーションをしてみて、1番伝えたいことがきちんと伝わるかどうかを確認します。ずっと座学、ずっと同じ動き、となってしまわないよう、プログラム内容のバランスを取るのも大切です。ここで調整をしましょう。

4-4 レジュメを作る

骨組みを落としこみ、さらに肉付けした形でレジュメにします。紙に書いたり打ち出したりすることで全体の流れを見える化しましょう。これを受講者に見える形で出しても良いですし、自分のためだけに保存しておいても良いです。

4-5 必要なものの準備

道具がいる講座であったり、スライドなど準備しておくものがあればここでまとめて準備をします。抜け漏れがないように、必要なものが多い場合はチェックリストを作って潰していくようにしましょう。料理教室での食材調達などは早い段階から準備をしておかないと、取り寄せが必要であったり目的のものが近所のお店になかったりもします。事前準備は怠らないようにしましょう。

4-6 声を出してのリハーサル

頭の中でのシミュレーションだけでなく、実際に声を出してみてリハーサルをすることはとても大切です。思ったようにうまくいかないことは往々にしてあるでしょう。何度も講座をこなして慣れてくれば必要ありませんが、最初の方は必ずリハーサルを行うようにしましょう。

5 オンラインレッスンでの注意事項

オンラインレッスンを作る上で、注意しておくべきことがいくつかあります。できればレッスンを作成する前に目を通し、どんな注意事項があるのか頭に入れておくと良いでしょう。作成前から気をつけなければならないこともあります。

5-1 権利の侵害

著作権や肖像権を侵害する恐れがないかどうか、確認しましょう。インターネットで探してきた画像を勝手に掲載したり、動画を流したりすると権利を侵害する恐れがあります。講座内容で本の朗読やフリーでない音楽を使う場合など、逐一許諾・確認が取れるかどうかチェックしてください。

5-2 公的施設の利用

自宅でのオンラインレッスンではなく、公共の施設を借りて講座を開く場合には注意が必要です。公共の施設であっても、商用目的での利用が禁止されている場合があります。また、事前に許可が必要である場合もあります。オンラインレッスンは受講料がかかるものですから、商用利用にあたります。公共施設のガイドラインを確認しましょう。

5-3 通信環境とデバイスの確認

オンラインレッスンはWEB上で行うものですから、通信環境が整っているかどうかと、PCやタブレットといったデバイスが正常に動くかどうかは非常に重要なポイントです。有料かつ時間制限のある中で行う講座ですから、講座中にトラブルが起きないよう事前確認を徹底しましょう。音声やカメラについても同様です。

5-4 受講生の環境確認

これはオンラインレッスンが始まってからですが、受講する側の通信環境やデバイスに不備がないかも確認しましょう。やりとりが多い講座の場合、受講者の通信環境が悪く音が途切れ途切れになってしまうとスムーズに内容が進められません。最初に動作テストや視聴テストを行うことをおすすめします。

5-5 リハーサルはオンライン想定で

リハーサルでは完璧にうまくやれていても、オンライン上になると失敗してしまうというケースは多々あります。例えばネイルや手芸といった細かい作業を見せる講座では、カメラの画質が悪く細かいところが映らないというトラブルがあります。自身が見えている画質よりも相手には荒くなって送られてしまい、向こうでは全くわからない画となっている場合もあるので気をつけましょう。ヨガやエクササイズなど全身を映す講座は、カメラと離れてしまい音声が小さくなってしまうというトラブルもあります。

5-6 画像流出トラブル

受講者の中には、悪気なくオンラインレッスンを撮影してしまう人もいます。ダンスなどの講座で多いようです。後々見返せるようにと動画撮影してしまう人もいるのですが、もし禁止にする場合は明確に注意する必要があります。また、他の受講者が映るような撮影にも言及しましょう。オンラインレッスン内で、スクリーンショットを許可したりSNSの掲載を許可したりしたい場合は全員に承諾を得る形で進めます。トラブルにならないよう十分注意しましょう。

5-7 音と画像のタイムラグ

一般的な会話をしている分には気になりませんが、オンラインレッスンでは音と画像にタイムラグが生じます。音楽ジャンルやダンスジャンルなどの講座を考えている方は、受講者が一斉に合わせて音を鳴らしたり、合わせて踊るなどの行為は難易度が高いことを覚えておきましょう。ゆっくりした動きや音では問題がない場合もあるので、テストをしてみて可能かどうかの範囲を調べることも大切です。

5-8 コミュニケーションが取りにくい

これはプログラムを考える上で留意すべき注意事項です。オンラインという手段にはメリットデメリットがあり、コミュニケーションが対人に比べて取りにくい点はデメリットとして挙げられるでしょう。一気に複数の人が話せないことや、大人数になると画面に人数分の顔が映りきらない場合があったり、細かな表情が見えにくいなどの難点があります。受講者を置いてきぼりにしてしまわないよう、頻繁に問いかけをして反応を見るなどの工夫が必要です。

5-9 人との関わり合いを意識してオンラインレッスンを作ろう

最後に、オンラインレッスンは人との関わり合いだということを忘れないようにしましょう。オンラインなので実際には顔を合わせず、空間に1人の状態で進めることができますが、受講者がいないと成り立たないのがオンラインレッスンです。人と関わる以上は対人トラブルもあるでしょうし、受講者同士で揉め事が起きることもあるかもしれません。オンライン上であっても画面の向こうにいるのは人ですから、誠実で根気強い対応をしていけるよう心がけましょう。

また、受講者はお客様ではありますが、やりたくないこと・嫌なことはNOと言うことも大切です。講座の空間の中で講師はリーダーなので、ルールや注意事項に対してはっきりとした態度を持つことも大切です。どうすべきか迷うこともあるかもしれませんが、受講者の目的や自分自身の目的を達成していくという気持ちがその迷いを晴らすかもしれません。今回決めた内容を元に自信を持って講座を進めていってください。

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