「WANTED」(強く求められていて)「AMAZING」(ニーズに深く刺さる)「ONLY ONE」(唯一無二)な、思わず「WAO(ワオ)!」と声をあげたくなる個性あふれるサービスを発掘し、広めることを目的として先日開催された「WAO!サービスコンテスト」ファイナリストの堤由輔さん。
119件もの熱意のこもったエントリーの中からファイナリストへ選ばれた、堤さんのサービスに懸ける想い、サービスを着想した背景とは。
WAO!サービスコンテストのアフターレポートをお届けします。
脳とカラダの学校 校長。プロアスリートのトレーナーとして世界を回るスポーツトレーナー。
『運動の苦手な子供を0にする』というコンセプトで、子供の運動神経アップ、発達障害の子供の改善、脳震盪後の後遺症、スポーツパフォーマンスの向上に関する知識や技術を提供。
脳とカラダのバランスを整える独自メソッド『ニューロアスレティックセラピー』をもとに、施術やトレーニング指導を日々行なっている。
・MOSHページ
・公式HP
身体がうまく使えるようになることで生まれる、意外な副次的効果とは?
―― 今回エントリーいただいたサービス、『脳とカラダの学校』について、改めて教えてください!
堤さん:
文字通り、「脳と身体を鍛える」運動教室のようなサービスです。
特に、発達障害の子どもや運動が苦手な子どもが、運動を嫌いにならずに楽しめるような状態へと導いていきたいと思っています。
脳と身体のバランスを整え、つながりを良くすることで運動神経の改善を図る『ニューロアスレチックセラピー』という独自のメソッドをもとに、普段はアスリートや発達障害の子どもたちのパーソナルトレーニングを行なっています。
多くの子どもたちと接しているんですが、身体をうまく使えるようになることで、「コミュニケーションが上手になった」「落ち着いて勉強できるようになった」「字が綺麗になった」という、運動神経の改善以上の効果を実感していただいています。
また、以前MOSHでオンラインレッスンを行ったところ、非常に好評で。
「またオンラインでやって欲しい」「遠方なのでオンラインが助かる」という声をいただいていたんですが、なかなか実現できず…。
今回のコンテストを機に、また改めてオンライン教室をグループレッスンという形で開催しようと思い、エントリーを決めました。
発達障害は改善できる。その事実で救われる人はたくさんいるはず
―― 脳と身体が深く結びついていると実感したきっかけはなんですか?
堤さん:
元々はスポーツトレーナーをメインとして活動していまして、その活動の中でアスリートの不調改善やパフォーマンスの向上には脳が深く関係していることに気づいたんです。
脳震盪を起こして1年以上試合へ復帰できていないアスリートの方がいたんですが、脳へのアプローチを意識したリハビリを行ったところ、なんと1ヶ月で復帰できた、ということがありました。
それが脳のすごさに始めた気づいたタイミングです。
脳の勉強をより深めたく、左右の脳のバランスを整えて、発達障害を改善するアメリカ発のプログラムである『ブレインバランス』を学び始めました。
そんな中、慕っている先輩の子どもが発達障害で、それに悩んでいたお母さんが自殺してしまった出来事が重なりまして。
「すごく深刻な問題なんだ」「誰かがやるべきことなんだ」と、強い意志が芽生え始めました。
脳からの発達促進を考えている人ってなかなかいないんじゃないかな?と思っていて。
「これを広めたい」と使命感を抱くようになりましたね。
―― 脳から発達が促せることが広まれば、気持ちが楽になるご家庭も多そうです。
堤さん:
発達障害の子供の割合って日本だけでなくアメリカでも年々増えているんです。
アメリカは脳科学によるアプローチが浸透しているのですが、日本ではあまり認知されていなく…。
発達障害は遺伝で決まるという定説が根付いていて、「発達障害は良くなるものである」という認識が日本ではあまり広まっていないなと感じます。
それによって苦しんでいる親御さんとお子さまが多いと思うんです。
身体を動かして、脳を活性化。脳を鍛えれば発達は促進する。
―― 発達障害の子供たちが抱える課題のアプローチ法として「運動」にフォーカスされたんですね。
堤さん:
子供たちの発達促進には脳へのアプローチが重要なんですが、運動しないと脳ってなかなか刺激されないんです。
ですが、身体をうまく使えない子たちは、運動そのものが嫌いになってしまうケースが多くあります。
もともと身体を動かすのは好きなのに、うまく身体を使えなくて周りと比べて劣等感を抱いてしまいやすく、嫌いになってしまう。
なのでまずは、そこの苦手意識を払拭したいな、と思いました。
また、勉強したブレインバランスの理論を軸として、自分のトレーナーとしての経験が詰まった「運動」の要素を掛け合わせた『ニューロアスレチックセラピー』というオリジナルのメソッドを強みとしているということもあり、「運動面」に絞った指導を行なっています。
例えば、目を使いながら身体を動かしたりすることで、視覚・筋肉の感覚・三半規管など、いろんな感覚が刺激されます。
ある動きをすると脳のある箇所に刺激がいく…という感じで。
この「理論に基づいた運動をすることで脳を活性化」し、「発達促進」が行えるんです。
オンラインレッスンにとどまらず、脳とカラダの学校を全国へ広めたい
―― コンテストを終えて、今のお気持ちを教えてください。
堤さん:
100名以上のお申し込みがあり、脳とカラダの学校は世の中に求められてるなと確信しました。
今後この事業をしっかり育てていきたいと思っています。
感想としては、悔しいの一言です。
コンテストの結果関係なく、この事業は求められてる人のためにやっていくのみだとは思っていますが、本気でグランプリは取りたかったし、沢山の人に応援していただいたので、結果が出なかったことは悔しい。
応援してくれた方達に申し訳ないなぁという気持ちです。
ただ、今回のコンテストが良いきっかけになって、ここまで前のめりに取り組めたので、それは良かったです。
今の想いは、メラメラと燃えていて、どんどんとこの事業を成長させることで、少しでも多くの子供達とご家族のお役に立ちたいなと思っています。
―― ありがとうございます。最後に、今後の活動のご予定を教えてください!
堤さん:
今後はオンラインでのレッスンやトレーニング、講座をどんどんと開催していきます。
すでに多くの方にお申し込み頂いているので、このまま沢山の人に貢献したいです。
そして、今回開催したオンラインレッスンの参加者の中には、意外にもスポーツ選手などもいました。
このことを踏まえ、今後はスポーツ向けの上級コースや、上手く指示が通らないお子さん向けの初級コースなども作っていきたいなあと考えています。
オンラインのレッスンだけでなく、親御さん向けの発達支援講座もやっていく予定です!
脳とカラダの学校のリアル店舗も全国に作っていって、全国の子供達の運動の苦手を0にしていきます!
ご自身の経験と学びで確固としたオリジナルメソッドを編み出した堤さん。
身体の色々な感覚を使って脳を刺激し、脳とカラダを繋げる月額オンラインレッスン 『脳とカラダの学校』は引き続きMOSHで展開されています!
「発達につまずきがある」「スポーツが上手くなりたい」「手先が不器用」「体育の授業が好きになれない」などなど、運動と発達に関する幅広いお悩みに応えてくれる堤さんのレッスンをぜひ受けてみてくださいね!
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