ヨガやピラティスのレッスンを開催するとき、スムーズな教室・レッスン運営のために欠かせないのが予約システムの存在です。
できるだけレッスン以外の事務的な作業を減らし、教室・レッスンの運営を効率化したいと考えているインストラクターの方も多いのではないでしょうか?
本記事では、以下のような方に向けて、ヨガ・ピラティスレッスンにおすすめの予約システムをご紹介していきます。
- 予約を効率化させたいとお考えのインストラクターの方
- SNSからスムーズに予約を受け付けたい方
- 予約業務をどのように行うべきかお悩みのインストラクターの方
1 予約システムとは
まずは予約システムの基本機能について見ていきましょう。
予約システムとは、教室や店舗における予約受付や顧客管理、決済などを行う管理システムのことです。
最近ではオンラインでのレッスン開催が増えてきたことに伴い、Zoom連携ができる予約システムも増えています。
主な機能をまとめると、以下のようなものが挙げられます。
- 予約受付・管理
- 決済(チケット・月謝・サブスクなど支払いの管理)
- 顧客管理
- 予約ページ・ホームページ作成
- メール送信機能(メルマガ・リマインドメールなど)
無料で使える予約システムも多く、有料プランであればより豊富な機能が使えます。
ご自身が提供するサービスの規模感や予算に合わせて、利用する予約システムを選ぶのがおすすめです。
2 ヨガインストラクターが予約システムを利用するメリット
ここからは、ヨガインストラクターが予約システムを使うメリットについて詳しく解説していきます。
2-1 予約窓口の明確化
お客さまに自分のレッスンを予約してもらうには、「どこから、どのように予約するのか」をはっきりとわかってもらう必要があります。
せっかくレッスンに興味を持ってもらえたのに、どこから予約するのかわからず機会損失を生んでしまったらもったいないですよね。
予約システムを導入することにより、レッスン内容や料金などのサービスの中身が「見える」ページが作成でき、そこからネット予約もしてもらえるようになります。
SNSのプロフィールやブログなど、できるだけ多くの場所に【予約はこちら】との文言とともに、予約システムで作成した予約ページURLを貼っておけば、予約の導線がわかりやすくなりますね。
予約ページを目にする機会を増やすことと、予約の利便性をあげることは、予約数のUPに繋がる可能性も増えますよ。
2-2 24時間予約受付が可能
予約の利便性をあげて予約数を増やすためには、「24時間予約受付が可能かどうか」は大きなウエイトを占めています。
お客様が都合の良いタイミングで「今予約したい!」と思っても、営業時間外で予約ができないとなると機会損失を生む可能性がありますよね。
また、SNSでDMを送ってお問い合わせをしたり、電話をかけて日程調整するのは少し面倒な作業です。
初めてレッスンを受ける場合などは尚更そう感じる人も多いことが考えられますよね。
予約までのハードルを下げて、お客様の好きなタイミングで気軽にネット予約をしてもらうためにも、予約システムを導入することが大切になります。
2-3 予約・決済を自動化できる
予約システムを導入することによって、予約受付からお支払い方法の案内までの業務フローの手間がなくなります。
あらかじめ予約受付可能な日程をフォームやカレンダーで設定しておき、予約システムの事前決済機能を利用することで、お客さまが予約する際に、同時にシステム上で決済も行ってくれます。
つまり、一つのツールで予約から決済までが完結し、自動化できるというメリットがあります。
2-4 顧客情報のデータ化
お客様の予約履歴やカルテ(習熟度や身体の悩み、特徴など)を、紙ベースではなくデータで管理できるのも予約システムを使うメリットと言えます。
紙ではなく、スプレッドシートやエクセルなど、オンライン上のツールを使って管理しているという人にとっても、転記する必要がなく予約システム上で完結するので便利ですよね。
顧客情報をデータ化することで、お客様をセグメント分けすることができ、メールマガジンを送るターゲットを絞る際などに活用もできます。
手作業だと漏れが発生する可能性もありますが、自動化された予約システムであればその心配はありませんので、効率的で確実な販促活動にも繋がるでしょう。
3 ヨガ・ピラティス向け予約システムの便利機能
では、実際にヨガ・ピラティスの予約システムとして、搭載されていると便利な機能をご紹介します。
予約システムによって対応している機能はさまざまですので、「自分のレッスンを予約してもらうにはどんな機能があると便利かな?」と、今後予約システムを導入する際の参考にしながら読んでみてくださいね。
3-1 定員数・キャンセル待ち機能
レッスンごとに定員数を決めることができます。
定員に達したら、そこからはキャンセル待ちに切り替わるので、お客様が教室やインストラクターに問い合わせをする手間も省けます。
運営側としても、急なキャンセルが出た場合でもキャンセル待ち機能があれば、スムーズに予約枠を埋められるので嬉しいですよね。
キャンセル待ち機能がついている予約システムなら、キャンセル待ちの受付から空いた枠への予約の実施まで自動で行ってくれるので便利です。
インストラクター側の手間が省けるだけでなく、お客様へのスムーズな対応も可能となります。
3-2 リマインドメール機能
予約日の前日などに、当日のレッスン予約をメールでリマインドすることが可能です。
リマインドメールの送信は、予約忘れや当日キャンセルの防止、また、「予約できているかどうか」というようなお客様の不安の解消にも役立つでしょう。
最近ではオンラインレッスンの増加により、ZoomのミーティングURLが記載されているリマインドメールも増えています。
手作業でメールを送る場合、対象のお客様を選んで送信しなければなりませんが、予約システムを使えば、自動でリマインドメールを送信してくれるので便利です。
3-3 回数券・クーポン発行機能
定期的にレッスンを受けてくださるお客様の中には、回数券を購入される方もいますよね。
回数券といえば紙のものを一番に想像する人が多いのではないでしょうか。
しかし、紙の回数券の発行は運営側の作業コストが増えますし、お客様も紛失する可能性があるなど、様々な課題があります。
予約システム上で作るデジタル回数券であれば、オンライン上で管理できるのでお客様も紛失することはありませんし、残り回数や有効期限も簡単に確認できて便利ですよ。
また、販促に役立つクーポンに関しても同じです。
予約時にオンライン上でクーポンコードを入力し、割引された金額で決済ができれば、レッスン当日の金銭のやり取りもありません。
双方ストレスを感じることのない、スムーズな運営ができるでしょう。
3-4 サブスク決済機能
毎月決まった金額を払って、お得にサービスを利用できることで人気のサブスク(サブスクリプション)サービス。
音楽や本、動画配信のサブスクが有名ですが、最近ではヨガやピラティスのインストラクターも独自のサブスク制の月額レッスンを展開している方が多いです。
お客様が解約しない限り、毎月決まった収入があるので、コロナ禍で集客に悩んでいるインストラクターの方にとっても嬉しい機能ですよね。
3-5 Zoom連携機能
コロナ禍で激増したヨガやピラティスのオンラインレッスン。
Zoomを使ってのレッスンに、はじめは戸惑いを感じたインストラクターの方もいるのではないでしょうか?
予約システムを使わずに予約を受け付けていると、オンラインレッスンの予約が入るたびにZoomURLを作成し、お客様に個別に送る必要があります。
かなり手間がかかりますし、送り間違いや送り漏れなどのミスが生まれる可能性もあります。
予約システムにZoom連携機能がついている場合、お客様からレッスンの予約が入ると自動でミーティングURLが作成され、申し込み完了メールに記載されるなど、申し込みからURLの共有までを効率化することが可能です。
3-6 顧客カルテ機能
レッスンの習熟度や一人ひとりの特徴を記入して、いつでも見れるようにしておくための顧客カルテ。
また、お客様の満足度を上げるためにデータの統計を取るなど、教室・レッスン運営をしていく上で欠かせない機能です。
しかし、手書きやPCで手入力して情報をまとめるのは手間がかかりますよね。
予約システムに顧客カルテ機能がついていれば、予約が入るとお客様の名前や連絡先、予約したレッスン名などの顧客情報を自動的にカルテ作成してくれます。
情報を付け足したい場合も、いつでも顧客カルテをデータ編集できるので便利です。
また、お客様をタグ付けしてセグメント分け(初心者、中級者、上級者など習熟度別や、お悩み別など)しておけば、グループごとにメールマガジンを配信できたりなど、効率的な販促活動が可能です。
3-7 1対1のパーソナルレッスンの予約機能
グループレッスン予約の場合、あらかじめインストラクター側がレッスン日時を設定しているので、お客様は自分の好きなレッスンを選んで予約することが可能です。
しかし、1対1のパーソナルレッスンなどはお客様とインストラクター双方で日時を調整する必要があります。
予約システムにパーソナルレッスンの予約機能がついていれば、インストラクター側のレッスン可能日時を入力しておくことで、お客様は自分のスケジュールと照らし合わせて予約を入れることができます。
お客様側から希望日時をいくつか提示できる予約方式のシステムなら、予約が入った後に「その日はレッスンできない日だった!」などのトラブルも減るため、スムーズな運営に役立つでしょう。
4 ヨガ・ピラティスにおすすめの予約システム3選
ここからは、ヨガ・ピラティスにおすすめの予約システムを3つご紹介していきます。
各予約システムの特徴や、紹介した便利機能が搭載されているかどうかを確認した上で、ご自身のサービスに合うものを選んでみてくださいね。
4-1 MOSH
予約・決済機能やZoom連携、サブスク決済機能が搭載されており、ヨガやピラティスのインストラクターで利用している方も非常に多い予約システムです。
初期費用・月額費用はすべて無料で、カードの決済手数料のみが発生します。
「キャンセル待ちの機能」や「回数券サービス」などの高度な機能も、無料で使えるので便利です。
初めて予約システムを導入する方にぴったりのシステムと言えるでしょう。
料金プラン | 完全無料 |
定員数・キャンセル待ち | ◯ |
リマインドメール | ◯ |
回数券・クーポン | ◯ |
サブスク決済 | ◯ |
Zoom連携 | ◯ |
4-2 STORES予約
ヨガ・ピラティススタジオの予約から決済までを一括で管理できる予約システムです。
グループレッスンのほか、イベントやワークショップの予約受付もでき、回数券の機能が利用できるプランもあります。
STORES予約上のレッスン予約カレンダーをご自身のホームページやブログに埋め込むことができるので、媒体ごとにスケジュールや空き状況を更新しなくて済みますよ。
有料プランでしか使えない機能もあるので、まずは無料でアカウントを取得して7日間お試しで使ったあと、ご自身のサービスに必要な機能がついているプランを選ぶと良いでしょう。
料金プラン | フリー・ライト・スタンダード・プラチナの4つ |
定員数・キャンセル待ち | △(有料プランから) |
リマインドメール | △(有料プランから) |
回数券・クーポン | △(クーポンは有料プランから) |
サブスク決済 | ◯ |
Zoom連携 | △(有料プランから) |
4-3 RESERVA予約
RESERVA予約は個人事業主から大手企業まで、数多くの導入実績を誇る予約システムです。
レッスン内容やインストラクターごとの絞り込み検索ができるのも、お客様も予約に時間がかからず便利ですよね。
料金プランごとに使える機能が異なるので、ご自身が使いたい機能や予算にあわせてプランを選びましょう。
料金プラン | フリー・ブルー・シルバー・ゴールド・エンタープライズの5つ |
定員数・キャンセル待ち | △(キャンセル待ちは有料プランから) |
リマインドメール | △(有料プランから) |
回数券・クーポン | ×・◯ |
サブスク決済 | ◯ |
Zoom連携 | △(有料プランから) |
5 MOSHでヨガ・ピラティスレッスンをスムーズに
ヨガ・ピラティスレッスンの予約管理に最適な予約システムを3つご紹介しました。
初めて予約システムを使う方やネットが苦手な方、無料で予約システムを導入したい方はMOSHがおすすめです。
MOSHは、ヨガやピラティスなどフィットネス業界の方に広く利用されていますので、ジャンルに適した使いやすい機能がどんどん増えています。
予約受付から決済までが一つの予約システムで完結できますし、ホームページを持っていない方はMOSHのサイトをホームページとして活用することも可能です。
予約ページのURLをSNSやブログに貼れば、集客の導線づくりにも役立つでしょう。
ヨガ・ピラティスレッスン開催の流れ
実際にMOSHを使ってヨガ・ピラティスのレッスンを行う手順は以下の通りです。
レッスン開催におけるポイントを解説します。
1.サービスページを作成する
お客様がレッスンの雰囲気をイメージしやすいように、写真をたくさん活用したり、ターゲット層に響く文章を入れたりして工夫を凝らして予約ページを作りましょう。
初めて予約するお客様の不安を払拭するために、注意事項なども丁寧に書いておくと安心です。
2.決済方法や申込者連絡事項、Zoom連携されているかなどを確認しておく
MOSHでは、サービスごとに決済方法を変更することができます。
最適な決済方法が選択されているか、ページを公開する前にチェックしておきましょう。
また、申込者が予約完了した際に自動送信されるメールには、教室へのアクセス方法など、お客様に今一度伝えておきたい注意事項を記載しておくと安心です。
Zoom連携に関しては、予約が入ると自動でURLが生成され、レッスンの24時間前に申込者全員に送られます。
必要に応じてZoom連携をONにしましょう。
3.回数券やクーポンを作成する
MOSHでは無料で回数券やクーポンを作成することができます。
オンライン上で発行できるので、発行の手間もなく、回数券の残数の確認も簡単にできるので便利です。
MOSHで回数券を作ると、サイトのトップページにメニューとして表示されます。
回数券をご希望のお客様には、予め購入して頂いた上で予約してもらうようにしましょう。
回数券を購入したお客様は、レッスン予約の際の決済方法に「回数券を使う」という項目が追加されます。
その項目を選ぶと回数券が自動的に消費されるので、スムーズに予約を完了することが可能となります。
4.実際にレッスンを開催したのち、感想レポートを集める
対面もしくはオンラインで、実際にレッスンを行います。
レッスン後、お客様からの感想を聞きたいという方も多いですよね。
MOSHでは、レッスン後に「感想レポートのお願いメール」が自動で届くようになっています。
特にインストラクターになりたての方などは、レッスンが終わってほっと安心してしまい、お礼メールなどの送信を忘れてしまいがちです。
MOSHはこのように自動化されている機能が多いので、レッスンに集中することができますよ。
ヨガやピラティスのインストラクターにとって心強い味方となる予約システムと言えるでしょう。
その他便利機能
最後に、MOSHで使えるその他の便利な機能をご紹介します。
1.月額サブスクリプションサービス
お手頃な値段で始められる上に、いつでも解約できるので気軽に利用できるサービスとしてお客様から人気の月額サブスクリプション。
MOSHでは無料でサブスクサービスの展開もできるため、月額制のレッスンも開催できます。
2.アーカイブ動画の販売
オンラインレッスン開催時は、見逃し配信として一定期間アーカイブ動画を視聴できるようにしておくのがおすすめです。
アーカイブ動画が視聴可能かどうかは、お客様の申し込みの際の大きな判断基準となりえます。
そして、視聴可能期間を過ぎたあとは、アーカイブ動画をまとめて販売をするインストラクターの方も増えています。
MOSHでは「見積もり・コンテンツ販売」というサービスタイプにて、動画の販売も可能です。
インストラクターは自分のサービスを「与えるだけ」ではなく、時間外収益にも繋げられます。
お客様にとっても、いつでもどこでも動画を見返すことができて便利です。
双方にとってメリットがある動画販売は積極的に利用しましょう。
まとめ
ご紹介したように、ヨガ・ピラティスレッスンにおすすめの予約システムは様々な種類があります。
MOSHは、ヨガ・ピラティスのインストラクターに広く利用されている予約システムです。
MOSHでは、オリジナリティを出しながら、お客様にとってもご自身にとっても利用しやすいページが簡単に作成できます。
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