まつ毛ケアのプロ、アイリスト。
まつエクやパーマをかけると、目元が一気に華やかになって気分が上がりますよね。
アイリストの仕事を間近で見て、自分も目指してみたいと思ったことがある人もいるのではないでしょうか。
本記事では、アイリストを目指す人やフリーのアイリストとして活動したい人に向けて、資格の取り方や、準備すべきことについて解説していきます。
1 アイリストについて
まずは、アイリストの主な仕事内容や、収入について見ていきましょう。
1-1 アイリストの仕事内容
アイリストは、お客様にまつ毛エクステンションやまつ毛パーマなどの施術をおこないます。
「目」というデリケートな部位を扱う以上、専門的な知識と技術が必要です。
お客様の相談に乗りながら細心の注意のもと要望を叶えた仕上がりにして、さらにまつ毛を美しく保つためのケア方法などのアドバイスも行います。
また、施術や接客の他にも道具の手入れや清掃、売り上げ・予約管理、在庫確認や発注などの事務作業も業務内容の中に入ります。
1-2 アイリストの収入
アイリストの収入は、活動方法によって大きく変わってきます。
アイリストの収入は人によって大きく異なり、サロンに勤めた場合の年収は、地域や経験年数などにより幅はありますが、大体300万円台と言われています。
中には歩合制を取り入れているサロンもあり、その場合は自分の努力次第で給与がアップする可能性があるので、やりがいを感じられるでしょう。
サロンである程度経験を積んだ後は、フリーランスのアイリストとして「面貸し」といってサロンの一部のスペースを借りて自分でお客さまを集客して施術する働き方も人気です。
また自分のサロンを立ち上げてオーナー(経営者)になる人もいます。
サロン勤めの頃と大きく変わるのは、売り上げから経費を引いた利益がそのまま自分の給与になるという点ですね。
最初からお客さまがいるわけではないので、自分で集客してリピートしてもらえるよう信頼と実績を獲得する必要があります。
開業資金や設備投資にもお金が必要ですし、時間もパワーもかかります。
独立開業するのはそれなりにリスクもありますが、人気アイリストになれば高収入が期待できるのも確かです。
1-3 アイリストの活躍フィールド
【マツエクサロン】
アイリストになるために必須の美容師免許、民間団体の資格を取った後は、マツエクサロンに勤めることがポピュラーです。
まずはサロンで接客時のコミュニケーションや常に進化する新たな専門技術やトレンドを学び、その後フリーランスとしてサロンと契約したり、独立開業したり、中にはマツエクスクールの講師として活躍する人もいます。
【美容院併設のサロン】
マツエクサロンのほかに、美容院併設のサロンも多くあります。
ヘアカットに来たお客様に、まつげケアの施術も受けてもらえるようにアピールできるかもしれません。
2 アイリストになるのに必要な資格は?
アイリストになるためにどんな資格が必要なのでしょうか?
2-1 必要な資格
アイリストになるためには、国家資格の「美容師免許」の取得が必須です。
さらに民間団体による認定資格を取得することによって、アイリストとして実際に活躍することができます。
代表的な資格の中でも、
- 日本まつげエクステンション協会の「JLAアイデザイナー技能検定」
- 日本アイリスト協会の「JEAアイリスト技能検定」
- 日本まつげエクステンション認定機構の「まつげエクステンション技能検定」
- 日本まつげエクステ協会の「NEAプロアイリスト検定」
この4つが有名です。
中でも、多くのサロンが「JLAアイデザイナー技能検定」の2級以上に合格していることを採用の条件にしていることから、持っていると役に立つといえるでしょう。
就職の際に有利になることからも実用的な資格といえそうです。
日本まつげエクステ協会の「NEAプロアイリスト検定」は、特許庁から認定された検定であり、合格すると正式に「プロアイリスト」の呼称を使用できます。
これからアイリストを目指す人は、これらの資格取得を検討してみてくださいね!
2-2 資格の取得方法
続いて、アイリストになるための勉強方法や、一般的な2つのルートをご紹介します。
【美容専門学校に通う】
美容専門学校は、学費こそ高いものの、美容師免許、アイリストはもちろんのこと美容の総合的な知識を身に付けることができるので理想的です。
通信制は通学制よりも学費が安い傾向があり、働きながら学べますが、メリット・デメリットをよく考えて決めましょう。
検定などの試験対策、卒業後の就職に関するサポートも手厚いので安心ですよ。
【マツエク・アイリストのスクールに通う】
マツエク・アイリストのスクールは、「まつげエクステ」に特化した学校で、アイリストに必要な知識をより深く知ることができます。
美容師免許をもっていない人は、免許取得のために提携先の専門学校を紹介してもらえることも。
美容師免許をもっている人は、アイリストとして転職や独立・開業にあたっての支援やサポートが期待できます。
また民間団体による検定試験対策に対応したスクールがあります。
各協会の認定講師による指導と合格のためのサポートがある点が心強いでしょう。
アイリストになるにあたって、年齢は関係ありません。
現在学生の人から社会人まで、アイリストを目指すことができますよ。
3 アイリストになるには?
続いてアイリストの資格をとった後の働き方について見ていきます。
3-1 マツエクサロンに勤める
まつげエクステ人気に伴って、マツエクサロンは増加傾向にあり、就職先を見つけることはそれほど難しくありません。
正社員、アルバイト・パート、業務委託などの雇用形態のうち、自分にあうスタイルを選びましょう。
サロンで働くなかで、まつげエクステの最新の技術にふれることができたり、お客さまとのコミュニケーションの取り方や、施術以外の作業に関しても経験を積むことができます。
将来的に独立・開業を考えている人も、一度はマツエクサロンに就職してサロン運営のノウハウを学ぶのがおすすめです。
3-2 フリーのアイリストとして独立・開業する
近年はフリーランスのアイリストとして独立する人も多いです。
その活動方法は個人でサロンと契約する、レンタルサロン・シェアサロンを利用する、自分のサロンをもつ、のいずれかになります。
独自のメニューを提供できるので、やりがいを感じられる人も多いでしょう。
フリーのアイリスト、つまり個人事業主として活動するには、開業届を出す必要があります。
売上と経費を把握し、帳簿を付け、確定申告をして正しく税金を納めなければなりません。
確定申告では、個人事業主にメリットの大きい「青色申告」をすることで、税金控除を受けられるようになります。
(青色申告承認申請書の提出、複式簿記での帳簿付けなど、必要条件があります。)
4 アイリストとして独立・開業するには?
フリーランスのアイリストとして独立した後の開業準備について、詳しく見ていきましょう。
4-1 場所を決める
まずは、マツエクの施術をできる場所を確保するところから始めます。
【部屋を借りる(または自宅)】
まつげエクステの施術にあたって、それほど広いスペースを必要としないため、自宅の一室をサロンとして活用することも可能です。
仕事とプライベートをきちんと分けたいと思う人は賃貸契約を結んで部屋を借りた方がよいでしょう。
ただそうした場合、当然ながら自宅サロンと比べて固定費用がかかります。
独立のための準備費用は十分な額を用意したほうがよいでしょう。
マツエクサロンを開業するには、自宅サロンであっても保健所に美容所開設届を提出しなければなりません。
安全に施術をするために、衛生管理方法から建物の状況、設備などについてさまざまな基準が各自治体によって設けられています。
場合によっては改装しなければ登録ができないこともあるので、保健所に必ず事前確認の相談をしておきましょう。
【レンタルサロンの活用】
最近はアイリスト、ネイリスト、美容師のフリーランスを対象にしたシェアサロンが人気です。
案件ベースで発生する費用のため、事業を始めたばかりでも取り入れやすいでしょう。
駅から近い場所も多く、まずはこうした場所からスタートして、多くのお客様を抱えるようになってから自分のサロンを構えてもよいかもしれません。
4-2 集客・告知をする
お客様にあなたのサービスを知ってもらうための具体的な集客方法について説明していきます。
【SNS】
無料でできる集客方法として手軽に始められるのはTwitterやInstagramなどのSNSです。
Instagramでは、サロンやまつげエクステに関する画像などを載せるのがおすすめ。
自身の技術をしっかりSNSで発信し、まつげケアに興味のある見込み客へアプローチしましょう。
【ホームページ】
ホームページも、集客や告知には便利です。
サービス概要だけでなく、サロンの場所や、あなたの経歴など、多くの情報を一つにまとめることができるので、サービスを申し込む際のお客様の不安材料を取り除き、予約への後押しとなってくれるでしょう。
【フリーペーパー】
地域の人を主に対象にしたいのであれば、地域で発行しているフリーペーパーに広告を掲載するのも効果的です。
また、対象地域を絞ってチラシをポスティングするなど、紙媒体での集客方法も有効です。
4-3 ツールを導入をする
集客方法が決まったら、サービスを提供する上で便利なツールの導入を検討しましょう。
告知や集客によって興味を持ってくれた人にサービスを申し込んでもらうための予約・決済ツールを用意しておきましょう。
【予約ツール】
予約の際に使えるツールは、SNSのDM(ダイレクトメッセージ)や、メール、ホームページのお申込みフォームなどがあります。
しかし、予約に手間がかかってしまうと、お客様の申込までのハードルが上がり、なかなか成約されないということにもなりかねません。
最近では個人でも簡単に予約管理ができるシステムが登場しています。
お客様が簡単に予約を行うことができ、なおかつアイリスト側も管理がラクな予約システムを選びましょう。
【決済ツール】
決済ツールは個人でも簡単に利用できるPayPalやStripeなどを利用するのがおすすめです。
MOSHは、予約・事前決済が同時にでき、さらに顧客管理もできる便利なツールです。バラバラのツールを使うことなく一括管理ができるので、面倒な手間を省くことができますよ。
5 MOSHでマツエクサービスを提供しよう
アイリストになるための方法について説明しました。
アイリストとして新たな一歩を踏み出すのを手助けしてくれるツールには、MOSHがおすすめです。
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