「セラピストになってみたい」
「セラピストになるにはどうしたらいいんだろう?」とお考えのあなたは、自分自身(もしくは親しい人)がセラピストの手をかりて元気になった経験を持っているのではないでしょうか?
いま世の中には、たくさんの「セラピスト」が存在しています。
リラクゼーション施設でアロママッサージをする人。
悩み事にしっかり耳を傾ける人。
整体院で身体の調整をする人。
どれも「セラピスト」と呼んで間違いではありません。
誰かと向き合って、その人が元気になる過程に寄り添うのがセラピスト。
この記事は、セラピストに興味を持つあなたのために、資格取得や独立・開業の方法について役立つ情報をまとめてみました。参考にしてくださいね!
1 セラピストとは?
身体のケアから心のケアまで幅広く活躍するセラピストとは、いったいどんな職業なのでしょう?
- セラピストの仕事内容
- セラピストの収入
- セラピストの活躍するフィールド
について紹介していきます。
1-1 セラピストの仕事内容
「セラピスト」とは、「治療・療法」を意味するtherapy(セラピー)という英語に、〜ist「〜する人」が合わさってできた言葉です。
心身の不調の治療をする人であり、治療家・療法家をあらわします。
セラピストの仕事は、以下の2つに大別できます。
- ボディケア(マッサージ、鍼灸、整体など)
- メンタルケア(カウンセリング、心療内科など)
現在はふたつを融合したもののほか、食べ物、音楽、色、香り、メイクなどさまざまなアプローチを用いたセラピストが活躍しています。
セラピストの仕事の範囲やジャンルは多岐にわたりますが、改善したい心身の症状がある人たちの治癒の手助けをするのが主な仕事になります。
1-2 セラピストの収入
では、セラピストの仕事を通じて、どれくらいの収入を得られるのでしょう?
例えば大手リラクゼーションサロンやエステ、スパなど勤務の場合は、正社員の場合年収300万円前後が多いと言われています。
一方、個人で独立開業した場合、手腕次第ではそれ以上の収入を得られる場合もあります。
セラピストは基本的に、お客様一人ひとりの状態に合わせマンツーマンで向き合う職業です。
高収入を追い求めるというよりは、お客様が元気になる過程に喜びを見出す仕事と言えるかもしれませんね。
1-3 セラピストの活躍フィールド
さて、セラピストとして働くには、どのような場所があるのでしょうか?
【サロン・スパ】
もっともメジャーなのが、サロンやスパなどのケアサービスを提供する商業施設で働くことです。
専門的な手技や知識を通じて、お客様に癒しや回復の時間を提供します。
【福祉施設】
介護施設やリハビリ施設、障害者支援施設などの福祉施設でもセラピストが活躍しています。
従来の医療だけでは補いきれない、施設利用者の心身のケアをセラピストが行います。
【クリニック・治療院】
心療内科やカウンセリングサロンで、心の悩みを抱える人に向き合うのもセラピストの仕事です。
また、整体や鍼灸などの治療院、理学療法士が勤務する病院やクリニックなどの医療施設もセラピストが働く場所です。
最近は、訪問医療や訪問リハビリの現場でもセラピストが活躍していたりします。
2 セラピストに必要な資格は?
各分野で活躍するセラピストですが、セラピストになるのに必要な資格はあるのでしょうか?
- 必要な資格
- 資格の取得方法
について紹介していきます。
2-1 必要な資格
セラピストの仕事は多岐にわたるので、資格が必要な場合と、不要な場合があります。
公的機関や医療施設で働くには、ほとんどの場合、国家資格が必要になります。
- 身体の治療:理学療法士、作業療法士、鍼お灸師、あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師など
- 精神面の治療:公認心理士
※一定の学士が必要な民間資格の臨床心理士、認定心理士もあり
一方、癒し系・美容系のセラピストになるために国家資格は必要ありません。
とはいえ、提供したいサービスに関連する資格があると、セラピストの仕事を始めるのがスムーズになるでしょう。
どれも民間の資格になりますが、下記の資格や認定(検定)試験がよく知られています。
【ボディケア】
カイロプラクター
リフレクソロジスト
ボディケアセラピスト
【メンタルケア】
ヒプノセラピスト
【その他】
アロマセラピスト
カラーセラピスト
このような民間団体が提供する講座や認定試験は、数多く存在しています。
例えば「アロマテラピー 資格」と検索するだけでも、様々な団体名や認定名が出てきます。
自分にとって必要な技術や知識を得られる学びはどれか?じっくり吟味してみてくださいね。
2-2 資格の取得方法
民間の資格を取得するには、大きく分けて3つの方法があります。
【学校や講座に通う】
ボディケアなどの手技が必要な場合は、実際に指導者から教わるのが一番の近道です。
学校のように長期間通うものもあれば、単発もしくは短期間の講座を数回受講するスタイルなどさまざま。
あなたのライフスタイルに合った学校や講座を探してみましょう。
【通信講座を受講する】
資格取得のために学校に通うのは経済的・物理的に難しいという場合におすすめなのが通信講座です。
最近では、Zoomなどのビデオ通話アプリのおかげで、受講はもちろん面接やテストなどもリモートでできる時代になりました。
手技をあまり必要としない資格であれば、通信講座の受講を選択肢に入れてみるのもいいでしょう。
【独学】
一定の科目を履修したなどの受験資格を必要としない、広く一般に開かれた検定や試験であれば、独学もできます。
例えば、公益社団法人 日本アロマ環境協会(AEAJ)の「アロマテラピー検定」は、初級者〜プロ向けの数種類の検定があり、公式テキストやアロマキットも発売されています。独学に向いた検定といえそうです。
3 セラピストになるには?
必要な学びも終え、資格も取得して……セラピストとしての仕事をスタートさせるには具体的にどうしたらいいのでしょう?
おもに3つの方法があります。
- 既存の店舗に勤める
- 独立開業する
- 副業として始める
順番に説明していきますね。
3-1 サロンやスパなどの店舗に勤める
関心ある業種での求人を探して応募するのが、セラピストデビューには手っ取り早い方法です。
もしも、あなたが好きなサロンで求人をしていたら最高のチャンス!
あなたの好みにフィットした職場環境でセラピストとして仕事をしながら、接客方法やケアの方法、お店の運営について学びを深められるでしょう。
行きつけのお店の方に「セラピストになりたいんです」と、声をかけておくのもいいかもしれませんね。
3-2 独立・開業する
誰かの指導のもとで学びながら働くのもいいけど、私は私のやり方でやっていきたい!という志があるなら、思い切って独立・開業しましょう。
既存店に勤務するのとは違って、お店の雰囲気や提供するサービスも自分の思い通りにできます。
そして何よりも働き方を自分でコントロールできるのが魅力です。
個人でセラピストの仕事をしていく場合には、税制上有利な「青色申告事業者」(最大65万円の控除あり)になるのがおすすめです。
仕事を開始する際に税務署に「開業届」を提出し、「青色申告事業者」の登録をします。
帳簿の管理と年度末の確定申告が必須になりますが、フリーランスには大切な業務のひとつですよ。
フリーランスのセラピストとして、独立・開業する方法については、この後さらに詳しく説明していきますね。
3-3 副業でも!
セラピストとして独り立ちするにはまだ勇気がない……という方は、副業として始めてみるのがおすすめです。
セラピストとは全く違う仕事で生計を維持しながら、週末だけのセラピストとしてデビューしてみましょう。
最近は、癒し・セラピー系のイベントが各地で行われているので、単発で出店して腕試しをしてみるのも良さそうです。
ネットを使ったカウンセリングなどのメンタルケアなら移動や場所代もかかりませんから、副業開始のハードルも高くないでしょう。
4 セラピストとして独立・開業するには?
ここからは、セラピストとして独立・開業したい方のために必要となるものについて情報をお届けします。
- 場所
- 集客
- ツールの導入
これら3つについて、説明しますね。
4-1 場所を決める
セラピストのお仕事は、お客様と1対1で向き合う場が必要になります。
お客様がリラックスして心や身体を解放できる場所を探しましょう。
【部屋を借りる(または自宅)】
まず考えられるのは、セラピーのための部屋(事務所やマンションの一室など)を借りること。
ただし賃貸契約には初期費用と毎月の家賃がかかりますから、継続して支払いができる資金繰りや経営手腕が必要です。
また、自宅の一室を使う場合は、プライベート空間との棲み分けが大切です。
お客様がリラックスできるだけでなく、あなたやあなたの家族、ご近所さんの生活が第三者から侵害されない工夫も必要になりますよ。
【レンタルサロン・シェアサロンの活用】
経費をおさえてプライベートな空間を確保したいなら、レンタルサロンやシェアサロンもおすすめです。
近頃はボディケアなどのセラピーに対応したレンタルサロンが増えています!
お気に入りのレンタルサロンを必要なときに確保できるよう、使える場を複数リストアップして、下見しておきましょう。
【出張セラピーという方法も】
お客様の自宅などを訪問する出張セラピーも、最近は人気です。
お客様自身がもっともリラックスできる場というのは、実は自宅かもしれませんね。
ただし、お客様のお宅にお邪魔する場合は、玄関での靴の脱ぎ方や何気ないひとことなど……マナーには充分に気をつけましょう。
ボディケアの場合は、施術しやすく運びやすい専用ベッドやマットなどの道具があると便利でしょう。
4-2 集客・告知をする
セラピーの場所が決まったら、セラピストとしてのあなたの魅力をしっかりPRしていきましょう。
【SNS】
SNSは今やPRに欠かせないツールです。
あなたがサービスを受けてほしいお客様が利用していそうなSNSは、Instagramでしょうか?それともTwitter?YouTube?
あなたのサービスを知ってほしい人に向けて、積極的に情報を発信していきましょう。
ボディケアのセラピストなら簡単にできるボディケアの情報、メンタルケアのセラピストなら心の悩みが軽くなる一言など、お客様にとって役立つ情報を印象的かつ定期的にシェアするといいでしょう。
【ホームページ】
あなたのセラピーの内容について詳しく知りたい!と思った人のためにホームページ(HP)を用意しましょう。
詳しいサービス内容や料金、セラピストのプロフィール、申し込み方法などを記載しておくと便利です。
また、SNSからの誘導先としてもHPは欠かせませんね。
興味を持ってHPを閲覧した人が、予約申し込みに至る導線を意識するのがHP制作のポイントです。
無料のWebサービスを使って簡単に作成するのか、専門業者に依頼して作るのか検討してみましょう。
【フリーペーパー・チラシ】
直接対面で行うセラピーであれば、ターゲットは最寄りにお住まいかお勤めの方になりますね。
あなたのサービスをより知ってもらうために、地域のフリーペーパーへの掲載やポスティング用のチラシ作成を検討するのもいいでしょう。
ご近所のカフェや雑貨店などに、ショップカードを置いてもらうのもありですね!
4-3 ツールを導入をする
セラピストとして独立・開業するなら、予約受付や管理、料金の受け取り、PRといった事務的な仕事も大切な業務の一部になります。
しかし、セラピストというのは自分自身が心身ともに安定して整っていることがとても重要。
あなたのメインのお仕事はセラピーですから、事務仕事にはあまり時間をかけず、便利なWebツールを味方にするのがおすすめです。
【予約ツール】
セラピーの予約受付は、なんといってもオンラインの予約ツールがおすすめ。
電話予約ですと、お客様の対応中で受けられなかったりして、せっかくの申し込みを取り逃がす場合も少なくありません。
予約の可否がすぐにわかる予約フォームがHPにあると便利ですね。
【決済ツール】
サービスの料金は、リアルな対面ならその場で受け取ることができますが、無断キャンセルを防ぐためにも前払い制にしたほうが安心です。
銀行振り込み、PayPalや電子マネーでの入金など、さまざまな決済方法がありますが、予約と同時に決済も完了できるシステムを利用するのがおすすめです。
ネットでの事前決済システムを導入すれば、お釣りや電子マネー端末の用意も必要ありません。セラピストとしてのお仕事に集中できますね!
5 MOSHでセラピストとして活動しよう
セラピストの仕事を個人ではじめてみよう!という方におすすめなのが、オンラインサービスのためのプラットフォーム、MOSH。
5-1 MOSHならセラピストの仕事に必要な機能がそろう
MOSHはアカウント登録するだけで、セラピストの仕事に欠かせない機能が無料で利用できます。
- 予約機能付きのサイト、ページが作成できる
あなたのプロフィールやサービスの詳細、予約機能を簡単に設定できます。 - 事前決済が可能
予約と同時にクレジットカード決済が可能です。お客様がキャンセルした場合は自動で返金処理してくれます。現金払いも選べます。 - Zoom連携が可能
オンラインカウンセリングの予約が入ったら、自動でzoomのミーティングURLをメールしてくれます。
- 1on1の予約が取れる
1対1のプライベート予約だけでなく、大人数の予約受付も可能です。
ワークショップや講座の開催にも使えます。
5-2 MOSHならスマホで簡単・無料
MOSHの特徴は、すべての機能をスマホで利用できること(パソコンでの作業も可能です)。
操作中にもしも分からないことがあっても、LINEのチャットサポートに相談できるので安心です。
しかも初期費用・月額費用ともゼロ。
売り上げが発生したときにのみ、事前決済手数料を支払う仕組みなんです。
お客様はこないけど月額費用だけがかさむ……といった心配がありませんから、セラピストとしてデビューしたばかりの方や副業で始める方には、初期費用がかからず安心です!
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