クリエイター事例

ワクワク感が仕事も人生も切り開く。アクロヨガ正式指導者・中村さんを突き動かす原動力とは?

様々な業界で生活様式の変更を迫られる中で、MOSHをお使いの事業者の中には独自の工夫や挑戦をしながら活路を見出す事業者がいます。

今回はアクロヨガ正式指導者の中村さんにお話を伺いました。

勉強しながらヨガサークル立ち上げ。インプットとアウトプットの同時並行

Q:まず最初に、ご経歴やこれまでのご活動をお伺いしてもよろしいでしょうか?

はい、20代の頃に元々ダンスをしていて、ミュージカルやバックダンサーとして活動していたんですが、阪神淡路大震災で被災し、価値観が大きく変わりダンスへの情熱が火が消えるように無くなってしまったんです。旅公演をして夢を追いかける状態から落ち着いて根をはやして生活をしたくなりました。

それで全部辞めて、結婚して、出産子育てみたいな生活になりました。それが30代ですね。

で、気がついたら40歳近くになり、また踊りたいなと思って活動してみたら身体が動かないんですよね。そこでヨガに出会って、ヨガだったらずっとできるかもと思い、ヨガを勉強して教えることを30代後半からスタートしました。40代はずっとヨガを教えていて、小さいサークルからスタートして、スタジオに勤めたり、フリーランスとして無事活動の幅を広げたりして、いま50代を迎えているという状況になります。

Q:なるほど。ちなみにヨガとの出会いはどういうきっかけだったんですか?

ダンスを復活しようとして動き出したらきついので、ダンスの代わりに何か違うものをしてみようと思ったのがスタートです。

やってみたらすごく元気になって、風邪をひきにくくなって、花粉症も治って、メンタル的にも子育てでまいっていたのが元気な気持ちになってすごくいい影響を最初の1、2年で受けたんですね。これは自分も教えていく側になって一生向き合っていけたらいいかもと思いました。

自分自身がすごくいい影響を受けました。

それまでは割と子育てストレスの多い、イライラかあちゃん系でした笑

Q:教える側になるきっかけはどのようなタイミングだったんですか?

自分が教わる側の生徒だったのは最初の3年ぐらいでした。

ただその頃に、ダンススタジオのカルチャークラスで気軽に踊れるダンスのレッスンを担当させて頂いてた時に、そこでヨガを代行で教える機会があったんですけど全然できなかったんですよ。それで、教えるんだったらちゃんと勉強しないと無理だと思って、200時間のスクールに入りました。

勉強しながらサークルを立ち上げて、勉強して教えての繰り返しでインプットとアウトプットを同時に行っていました。

というのも理由があって、それまで気楽な専業主婦をしていたんですけど、家庭の事情で働かないといけなくなったんですよね。

もう40歳近いので簡単にパートも見つからなくて、スーパーのレジ打ちとかも希望時間が合わず落ちたりして。

もう自分で何かやるしかないなと思って、ヨガサークルを立ち上げて教えながら勉強していました。

Q:バイタリティがすごい・・・!子育てもしながらですよね。。
ちなみに、MOSHを知ったキッカケはどういう感じだったんですか?

確か、代表の籔さんから何かしらご連絡頂いて、知ってる方が既に使っていたのでお話し聞いてみようと思って。

で、実際に使ってみたら私はパソコンとか得意ではないんですけど割と使いやすくて、始めやすかったんですよね。

いくつかのサイトに登録もしていますが、シンプルで使いやすいので結果的にMOSHさんのサイトをメインで使わせて頂いてます。

Q:ありがとうございます。いまオンラインレッスンや対面レッスン、ワークショップなど色々されていると思うんですが、その中でどういう活動が多いんですか?

4月、5月は勤めているスタジオさんが休業していたので、オンラインのレッスンだけしていて、イベント的に3日間のダイエットヨガもしたりして、6月7月くらいからスタジオも戻りだしていて、スタジオでレッスンしながら同時配信でオンライン配信といったこともしています。

ただ、スタジオではお互いの距離を取る必要があって、人数制限が必要なので仕事自体は減ってはいますね。

宮古島のワークショップも今年は企画していないです。

アクロヨガも、人との距離が近いのでしばらく自粛していました。

Q:アクロヨガは写真撮影のサービスもやってると思いますが、あの写真がすごくかっこいいですよね!

そうなんです。自分がモデルとして自分を演出して、表現することもすごく好きなので、それを他の方に演出して喜んで貰えたら最高だなと思い企画しました。

先月初めて、今月2回目なんですけどおかげさまで満員になって。

すごく楽しいので来年もレギュラーとしてやっていこうと思ってます。フリーで働く人は自分の宣材写真としても使ってもらえると思うので。

ダンサーは自分を魅せることに慣れてますけど、ヨガの方はもっとこうすればもっと良くなるのに、と人の写真を見て思うことが多々あったんですよね。

だからその部分が手伝えるのが結構好きだなと思って、そういうプロデューサーとか演出側としての仕事もやっていこうと思ってます。

Q:なるほど、それはダンスされていたご経験がすごく活きていますよね。

そうですね。見せることを工夫するとか、どうやったらどう見えるか計算するとか。もちろんその人のエネルギーを引き出すとかも含めて、そういうことが好きだなとやってみて思いました。

Q:ちなみにアクロヨガってどのくらいちゃんとヨガができないといけないんですかね?結構筋力やしっかりヨガの経験がないと難しそうだなと思って。

ものによるんですけど、あまり運動してなくても経験者と組んでやるとある程度できちゃいますね。

アクロヨガは2014年からやっていて、今もマイナーなんですけど少しでも広めようと思って、累計で1300人以上の方とバードして写真を撮り記録してきました!ギネスに申請したんですけどダメでした笑

Q:普段のレッスンはどういう人が受けられてるんですか?

普通のヨガクラスでは、20代30代もいますが結構年配の方も多いので、健康面に配慮した骨や関節をちゃんと動かして呼吸を深くして全身を無理なく動かせるようなレッスンを提供していますね。

ボディコンテストに去年挑戦して、モデルジャパンで4位入賞できて、その時にボディメイクをするためにちょっとだけジムに通ったりしたんですけど、マシンとか嫌いで人を足に乗せて腿を鍛えるとかの方が好きなんですよね。

ボディメイクも自体重だけで鍛えることを意識して2年間やっていたので、そこでの学びもレッスンに取り入れたようなヨガを教えることもあります。

ほんとに何でもやってますね。

好きなことをやって、思い出した子供の頃のわくわく感。

Q:すごいですね・・・!そのバイタリティはどこから湧いてくるんですか?

んー、好きなことをやっているというのが大きいと思います。

アクロヨガをやるようになって一番変わったのが、「わー、飛んでる」という感覚があって、子供の頃のようなわくわく感を思い出したことですね。毎週それをやってるので若返ってるんだと思います笑

ただアクロヨガはマイナーなのでビジネスとして成立させようとすると苦しくなるので、赤字にならなければいいという感覚でやってますね。

Q:基本的にアクロヨガは2人でやる形になるんですかね?

3人でやりますね。落ちちゃうことがあるので、それを支えるサポート役が必要なんです。その3人で役割を回しながらやっていきますね。

Q:アクロヨガって大会とかはあるんですか?

アクロヨガは競技ではないので、大会ではなく、世界各地でフェスティバルが開催されています。普段はすごい規模で世界各地から愛好家が集まるのですが、今このご時世で開催されないのが本当に残念です。

そのアクロ体操とヨガとタイマッサージを合体させてアメリカで生まれたのがアクロヨガなんですよ。

なので、身体を伸ばしてマッサージ要素のある動きもあるんですよ。

そのティーチャートレーニングもバリで受けて指導者資格を取りました。

そういう勉強して指導者となった人が日本では20人くらいだと思います。そのくらいですね。

Q:へ~そんな世界が。面白い。。アクロヨガにハマる人っていうのは面白さとかわくわく感があるからなんですかね?

そうですね。できなかったことが協力してできるようになるんですよ。

日本人だとシャイな人が多いので、顔の前にお尻が来ると恥ずかしいとかあると思うんですけど、ハマるとどうやったらうまくできるかということをもっと考えていくので、恥ずかしさとか無くなるんですよね。そういう意味では海外の人の方が、恥ずかしく思うことが少ないのでハマりやすいですよ。

Q:なるほど、それはやってる人にしかわからない一体感があるんですよね?

そうですね。世界で共通言語になってるので、例えば英語ができなくても、動きの単語だけ覚えていれば、初めましてのブラジル人ともポーズが決まるんですよ。

Q:楽しそう!子供の頃の組体操に似てるんですかね?

そうそう、それに似てるところはあると思います。不安はあるけど、ハマった時の感動みたいな。

Q:インスタを見るまで知らなかったので、なかなか一般の方が知るキッカケがないですよね?

過去にはテレビで紹介されたり、少しずつインスタからの認知が広がってきてはいると思います。

Q:これからこんなことをやっていきたいとか考えていることはありますか?

一番大きいのは先ほどもお話しした写真の撮影ですね。どうやったらいい状態の写真が撮れるか、みたいな。
ヨガに限らず、ダンサーさんにも声を掛けて、どういう風に見せるかというプロデュース的なことをもうちょっと広げたいと思ってます。

まだ形になっていませんがオンラインでの新しいワクワクすることをシェアできたらいいですね。

身体が喜ぶ、わくわくすることをして、人生を切り開いていく

Q:ちなみに、いまって対面レッスンとオンラインレッスンはどういう割合でやってるんですか?

対面+オンラインと、オンラインだけと、対面だけのレッスンとでそれぞれ同じくらいですね。

Q:なるほど。ヨガって習慣的にやるものなのでみんなと一緒にやりたい人が多くて、最近そういう方向けにMOSHだとオンラインで月額サブスクをやっている方も増えてきたので、そのようなサービス提供もいいかもしれないですね。

そうですよね。あと来年1月からは、UTLのヨガ放題とFiNCさんでもオンライン講師が決まり意外と忙しくなりそうですね。

インストラクターになって最初の数年はとにかく数をこなしてという感じでやってきましたけど、これからは、自分のエネルギーと生徒さんのエネルギーとがうまくかみ合うようないいものを残して、無理しない形でやっていきたいと思ってますね。

Q:いまだと旅行とか難しいですけど、今後宮古島などの遠征も再開したいですよね?

そうですね、なんとなく今は人を集めてどこかに行く責任の重さを感じていますね。自分もいまはどこにも行けていないので。

安心感が出てきたらぜひ企画していきたいですね。

Q:最後になんですがMOSHは「情熱がめぐる経済を作りたい」という思いのもとやっていて、情熱を持った人が自分のやりたいことをもっと気軽にできる環境を作りたいって思っているのですが、中村さんが情熱を感じたり、今後していきたいと思っていることについてお伺いできますか?

やっぱり身体が喜ぶ、わくわくすることをして、人生を切り開いていこうと思ってますね。

わーっていう飛ぶような感覚を身体が体験すると、必ずそれが良いエネルギーとなって、仕事とか人生を切り開くことになると思っているので。

自分の気持ちに素直だからこそエネルギーが湧いてくるんですね。中村さんのバイタリティの源と行動が繋がっている様子が伝わってくるお話しに引き込まれました。
中村さん、ありがとうございました!

今回はアクロヨガ正式指導者の中村さんにお話を伺いました。

中村さんのMOSHページはこちら

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