皆さんは、ヨガのレッスンを受けたことがありますか?
心身が整う感覚がやみつきになる人も多く、習い事の中でも人気ですよね。
レッスンを指導するヨガインストラクターに憧れ、仕事にしたいと思ったことがある人もいるのではないでしょうか?
自分も身体を動かしながら生徒に目を配り、時には正しいポーズに導いてくれるヨガインストラクター。
基本的なポーズや身体の仕組み、ヨガの知識や技術を身に付けることはもちろん、レッスン内容を考えるスキルも必要とされます。
この記事ではヨガインストラクターになるための資格の取り方や、仕事にしていく上でのノウハウについて詳しく紹介します。
1 ヨガインストラクターについて
まずは、ヨガインストラクターの仕事の内容や収入、働き方について見ていきましょう!
1-1 ヨガインストラクターの仕事内容
ヨガインストラクターは、ヨガの楽しさやヨガ哲学などの考え方を伝える仕事です。
具体的には、
- レッスン中、声かけでリードしながら、時にはポーズの手助けをする
- 生徒のレベルに応じたレッスン内容を考える
- 働くスタジオによっては、売り上げ管理やスタジオの掃除、物販や雑務
などがあります。
ポーズをとるだけがヨガインストラクターの仕事ではありません。
身体の構造についての深い知識や、それをアウトプットする能力も必要となるでしょう。
1-2 ヨガインストラクターの収入
好きなことを仕事にして、たくさん収入を得られたら言うことなし、と多くの人が感じていると思います。
ヨガインストラクターは、仕事の内容に見合った報酬が得られるのか気になるところですよね。
ヨガインストラクターの収入に関しては、スタジオ勤務かフリーランスで活動するかで大きく変わります。
まず、働き方に関して大きく分けると
- スタジオ勤務(正社員)
- 業務委託(契約社員のようなもの)
- 独立開業(フリーランス)
の3つに分類することができます。
スタジオでの正社員雇用は、地域やスタジオの規模にもよりますが、だいたい月収20万円前後のところが多いです。
基本的には8時間勤務のシフト制ですが、残業があるスタジオもあります。
担当レッスン数によってインセンティブが発生したり、所持資格や指導年数によって月収が増えるスタジオもあります。
同じ正社員でも、一般企業と比べて収入は少ないと感じるかもしれません。
とはいえ、中にはボーナスがあったり、福利厚生が手厚いスタジオもあるので、働きやすさは十分に感じられるでしょう。
もう少し自由な働き方がしたい場合は、業務委託で活動するという方法もあります。
業務委託での活動は、特定のスタジオに所属することなく、フリーランスのヨガ講師としてレッスンを行うことが可能です。
正社員として勤務する場合は、売り上げ管理や清掃など雑務も業務の中に含まれますが、業務委託の場合、担当するのは基本的にヨガレッスンのみです。
収入はレッスン1本あたりの値段×稼働日数で決まり、こちらも地域によりますが、相場としては3,000円から5,000円の所が多いです。
独立開業し、個人で運営するケースだと、収入はレッスン料×レッスン回数で決まります。
レッスンを開催した分だけ収入となる仕組みです。
また、自身もレッスンを行いつつ経営者となり、何名かのインストラクターを雇ってスタジオを運営する場合は、さらなる高収入が見込めるでしょう。
1-3 ヨガインストラクターの活躍フィールド
ヨガインストラクターとして働くにはどういった場所があるのでしょうか?
いくつか例を挙げてみましょう。
【ヨガスタジオ】
名前の通り、ヨガレッスンに特化したスタジオです。
ヨガが好きな人や、ヨガ経験者が来ることがほとんどなので、ヨガ哲学の話など少し踏み込んだ話をしても興味を持ってもらえる可能性が高い場所です。
ヨガマットやプロップスも揃っているスタジオがほとんどなので使い勝手も良く、働きやすい環境と言えるでしょう。
【スポーツジム・フィットネスクラブ】
施設の中にスタジオがあり、そこでヨガのレッスンが行われています。
レッスン内容は施設側で決めたテーマに沿ってヨガインストラクターがシークエンスを組む場合が多いです。
こういった施設も、身体を動かすことが好き・得意な人が多く来ているので、チャレンジポーズなどを入れてみるのも良いかもしれませんね。
【カルチャースクール】
スポーツ・フィットネスとしてのヨガではなく、ストレッチ目的だったり、運動が苦手な人や高齢者向けなど、幅広い世代に響くレッスンが多いのがカルチャースクールです。
身体を動かすことだけでなく、様々な分野の学びを深めたい人の利用が多い施設なので、ヨガ哲学やマントラなどの座学講座が開催できる可能性があります。
注意点として、会場がヨガ用でない(例:和室や会議室など)場合が多く、マットやプロップスの準備がない施設もあります。そのため、インストラクター側も生徒側も準備物が増えるかもしれません。
また、ヨガスタジオやジムに比べてヨガ未経験者が来る可能性が高いので、レッスン内容も比較的やさしいシークエンスで組むのがおすすめです。
【企業の福利厚生としてのヨガ】
近年、働き方改革の推進により注目を集めているのが「企業ヨガ」です。
企業に勤める社員向けに福利厚生としてヨガレッスンを行うもので、会社にいながらヨガを楽しむことができると人気を集めています。
仕事のパフォーマンス向上にも繋がるという意見もあり、今後もますます需要が増えてきそうですね。
2 ヨガインストラクターになるのに必要な資格は?
ここまでヨガインストラクターの収入や活動する場所について見てきました。
次に、インストラクターになる為に必要な資格について確認しましょう。
2-1 必要な資格
実は、ヨガインストラクターには公的な資格はなく、資格がなくても、ポーズが取れたりレッスンが組めさえすれば誰でも「ヨガインストラクター」と名乗ることができます。
しかし、生徒さんからの信頼を得るため、また仕事の幅を広げるためにも資格は持っておいた方が良いでしょう。
代表的な資格としては、
- 全米ヨガアライアンス(RY200・500)
- インド中央政府公認資格
- 国内ヨガ団体、ヨガスクール公認資格
- 流派ごとの認定資格
などがあります。
この中で最も有名なのは全米ヨガアライアンスです。
世界70か国で通用する国際資格で、200時間学ぶとRYT200、さらに300時間追加で学びを深めるとRYT500という資格を取得することができます。
ヨガポーズ、解剖学、ヨガ哲学と様々な角度からバランスよくヨガの学びを深めることが可能です。
2-2 資格の取得方法
では、実際に資格を取るにはどういったルートがあるのでしょうか?
- ヨガスクールに通う
- 資格ごとの養成講座に通う
- オンラインで講義を受ける
方法としてはこの3つが代表的な資格取得方法かと思います。
特に、コロナ禍においてオンラインでも資格が取れるスクールが増えており、自宅にいながらでもヨガインストラクターの資格が取れるようになりました。
例えば、小さなお子さんがいて通学が難しいという方でもオンラインであれば挑戦することができるので、便利ですよね。
また、オンラインの講座は対面よりも料金設定が安いスクールが多いので、費用を抑えることも可能です。
とは言っても、スクール生を相手にレッスンの練習をしたり、身体に触れることができるのが対面講座の良い所でもあります。
オンラインでは知識を得ることはできても、人の身体に実際に触ることは難しく、資格取得後、レッスンの際に不安を感じる人もいるかもしれません。
オンラインでの養成講座を検討している人は、家族や友人に協力してもらい、できるだけ多くの人の身体に触れる練習をしておくと良いでしょう。
3 ヨガインストラクターになるには?
資格を取得したら、いよいよヨガインストラクターとして仕事をスタートします。
ヨガインストラクターとしての働き方には、どんなものがあるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
3-1 ヨガスタジオやフィットネスクラブに勤める
資格を取ってすぐの頃は、正社員やアルバイトとしてヨガスタジオやフィットネスクラブに勤めるのがおすすめです。
何より安定した収入を得ることができますし、すでにそのスタジオに来ている生徒さん向けにレッスンを開催できるので、自力で集客する必要がほとんどなく、レッスンに集中できる環境が整っているのもメリットだと言えるでしょう。
先輩インストラクターからアドバイスをもらうこともできますし、場数を踏んで実力をつけていくのにぴったりの職場と言えますね。
3-2 フリーランスとして独立する
スタジオで経験を積んだ後は、独立してフリーランスのヨガインストラクターになる道を選ぶ人も多いです。
正社員やアルバイトとしてスタジオと雇用契約を結んだ場合、そのスタジオの方向性に沿ったレッスン展開をする必要がありますが、フリーランスの場合は自分の好きな内容のレッスンを行うことができるので、自分の強みを活かしたヨガを広めていくことが可能となります。
個人事業主として活動するにあたって、まずは開業届を提出します。
さらに、スタジオと雇用契約を結んでいる時とは違い、年度末に自分で確定申告をする必要がありますので、事前に青色申告の承認を受けておくのがおすすめです。
青色申告とは、個人事業主の確定申告における申告方法の一つで、もう一つは白色申告と呼ばれるものです。
二つの制度は、
- 簡易的なものか、厳密さが求められるか
- 支払う税金の計算において、特典があるかないか
という大きな違いがあります。
会計帳簿を作成して、税務署に提出するのはどちらの方法も同じですが、より厳密さが求められ、その分節税面において特典があるのが青色申告です。
税金の控除が10万円までになるか、最大65万円になるかの大きな違いがあるので、開業届を提出した後は早めに青色申告の承認を受けておきましょう。
3-3 副業でも!
ここまで、スタジオ勤務やフリーランスとしての働き方についてお伝えしてきましたが、最初からヨガインストラクター1本で働くのは勇気がいるし、生活していけるか不安という方も沢山いますよね。
そんな方は、最初からヨガインストラクターに振り切るのではなく、本業を続けながら、週に何回かだけヨガインストラクターとして働く、「副業」としてスタートする道もあります。
例えば、平日は会社員として働き、週末だけヨガレッスンを開催したり、出勤前の30分だけオンラインヨガレッスンを行ったり、働き方はさまざま。
MOSHなどのプラットフォームを使えば、本業と両立しながらでも簡単にスモールスタートができますよ。
4 フリーランスでヨガインストラクターをするには?
ここからは、フリーランスでヨガインストラクターとして活動するためのステップをご紹介します。
道具や予約サイトなどが用意されているスタジオ勤務と違って、フリーランスの場合は0から自分で準備する必要があります。
業務を効率化し、作業数をできるだけ減らして、レッスンに集中できる環境を作りましょう。
4-1 場所を決める
まずは、レッスンを行う場所を決めます。
【部屋を借りる(または自宅)】
スタジオとして使う部屋を用意します。
自宅にヨガができるくらいの空きスペースがあれば良いですが、ない場合は賃貸契約を結ぶことになります。
しかし、固定費がかかるので、独立したての頃や、資金繰りに不安がある場合にはおすすめできません。
まずは下記のような場所でスタートするのがおすすめです。
【レンタルスタジオの活用】
使った時間に応じて料金が発生する仕組みとなっているので、独立したての方でも取り入れやすい方法です。
近年、ヨガスタジオとして使うことを見越して作られ、マットなどが完備されたレンタルスペースや、おしゃれな空間のカフェも増えています。
ターゲット層、生徒さんの住まい、レッスンの内容に合わせた場所選びも可能となりますし、初期費用や固定費もかからないのでおすすめです。
【オンラインヨガレッスンという方法も】
コロナ禍で激増したオンラインヨガレッスン。
Zoomなどのオンライン会議ツールを使って、自宅にいながらヨガレッスンを開催できるので、ヨガインストラクターになりたての頃にもおすすめのレッスン方法です。
部屋の一角をヨガスペースにして、壁紙を変えたり植物を置いたりしておしゃれな演出をするのも良いでしょう。
3人以上でレッスンを開催する場合はZoomの有料プランに入っていないと40分間という時間制限があるので、予め有料プランに登録しておくと安心ですよ。
4-2 集客・告知をする
レッスン場所を確保したら、次はいよいよレッスンのお知らせと集客に着手します。
どのような集客・告知方法があるか、見ていきます。
【SNS】
まずは、一番身近であるSNSでの集客・告知を行ってみましょう。
自分がどんなヨガレッスンを行うのか、どんな人に来てほしいのか、また、見ている人にとって有益な情報を発信して、自分の存在を知ってもらい、見込み客にアプローチしていきます。
【ホームページ】
SNSのプロフィールなどにホームページのリンクを貼り、レッスン予約の導線を作ります。
できるだけ簡単に予約ができるようなホームページ作りを心がけると良いでしょう。
ネットが苦手な人や、ホームページを細かく作る時間がないという人は、MOSHなどのプラットフォームを使えば簡単に予約機能付きのホームページ作成ができるのでおすすめですよ。
【フリーペーパー】
地域の人を対象にしたレッスンを開催したい場合は、地域のフリーペーパーや広報に掲載したり、チラシをポスティングするのも良いでしょう。
特に、高齢者の方はインターネットに苦手意識のある方も多いので、紙媒体でのアプローチが有効です。
ただし、広告掲載費やチラシ作成費が発生するので、ご自身の予算と相談しながら検討するようにしてくださいね。
【スキルシェアサービスの活用も】
その他にも、スキルシェアサービスを使ってレッスンを告知・集客するという方法もあります。
依頼が公募されていることもあるので、ヨガインストラクターになりたてで、なかなか仕事が見つからないという場合に使ってみるのも一つの方法です。
とはいえ、インストラクター側は掲載の手数料がやや高めなので、あくまで最初の実績作りのために利用してみるというスタンスの方が良いかもしれません。
経験を積んで地盤が固まってきたら、オンラインプラットフォームを使ったり、自身でホームページを作成して告知や集客をしていきましょう!
4-3 ツールを導入をする
告知や集客で興味を持ってくれた人に、サービスを申し込んでもらうためのツールを導入します。
手作業で行うよりも予約や決済の管理が楽になるので、ぜひ使ってみてくださいね。
【予約・決済ツール】
予約に関しては、SNSのDMやメールを使うのが一番簡単な方法です。
その他にも、ホームページを作成し、ページ内にお申し込みフォームを設置するのもおすすめです。
また、決済ツールは個人で簡単に決済ができるPayPalやStripeなどを利用すると良いでしょう。コストを抑えたい場合は、比較検討して、決済手数料が安いサービスを選ぶようにしてくださいね。
予約も決済も同時にできるサービスをお探しの方は、MOSHの利用がおすすめです。
MOSHで作ったサービスページはホームページとして活用できますし、登録時に必要な初期費用も無料です。
ネットが苦手な方でも携帯電話があれば簡単にページを作ることができ、MOSHを利用するヨガインストラクターも多いので、サービスの作り方などを参考にすることもできますよ。
【配信ツール】
オンラインレッスンを行うのであれば、Zoomなどのオンライン会議ツールを導入しておきましょう。
配信のクオリティを上げるために、照明や広角レンズ、Bluetoothマイクなども揃えておくのがおすすめです。
コロナ禍の影響により、オンラインレッスンを行うヨガインストラクターが増えてきていますので、音声や画質など細かい部分のクオリティを上げて差別化をはかりましょう。
5 MOSHでヨガレッスンを始めよう
ヨガレッスンを開催するために必要な基本ツールが揃っているMOSH。
予約管理、決済が同時にできることはもちろん、顧客管理や、オンラインレッスンを行う際に便利なSNS連携機能もついています。
また、近年人気の「サブスク機能」もついていて、月額レッスンやオンラインサロン、会員限定サービスを始める際にも便利です。
沢山の機能が一つのプラットフォームで完結でき、かかる費用は決済手数料のみなので、ヨガインストラクターになりたての人でもコストを抑えて利用することが可能ですよ。
また、定期的に様々な分野で活躍するインストラクターが開催する事業者向けセミナーも開催されていて、MOSHの便利な使い方や事業展開ノウハウなども定期的に学ぶことができるので、こちらもあわせておすすめです。
ヨガインストラクターの資格を取って活動していく上で、レッスン以外の業務はできるだけ効率化して、そこに割く時間を減らしたいものです。
MOSHは、事務作業を効率化し、目の前にいる生徒さんと向き合う時間を増やすお手伝いができる便利なサービスです。
ぜひ、この機会にMOSHに登録してみてくださいね。
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