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オンラインレッスンに最適なプラットフォームとは?

オンラインレッスンの配信を始めるにあたって、プラットフォーム・システムの導入を検討しましょう。

オンラインレッスンを行うには、受講者を集め、講座の内容をアピールし、予約と決済を行ってもらわなければなりません。それを行う場としてプラットフォーム・システムが必要になります。

1 オンラインレッスンのシステム・ツールでできること

オンラインレッスンのシステム・ツールには、様々な機能があります。予約システムや決済システム、顧客管理がメインの機能でしょう。その他、講座内容の一覧や講師紹介、ブログやSNS連携など、できることは様々です。

実際に顔を合わせず行えることがオンラインレッスンの強みですので、それを活かすためにもシステム・ツールの導入は必須です。個人レベルのやりとりではオンライン決済などの実現が難しく、大人数の予約を管理することも容易ではありません。また、個人情報が関わる部分ですから、自分の力で管理を行うとセキュリティ面で不安が残りますよね。

システム・ツールを使うことによって、講師・受講者ともに負担が少なく安心して講座を始められます。

2 オンラインレッスンシステムの特徴を理解しよう

オンラインレッスンをサポートするシステムには、以下の特徴があります。

・予約管理が自動化されている
・非接触のままオンライン決済ができる
・配信ツールとの連携が容易
・無料から導入できる
・サブスクリプションができる

利用できるシステムによって細かい機能が違いますが、大まかな特徴は同じと思っていただいて良いでしょう。料金の部分は様々で、無料・安価でできるサービスもあれば多機能で高額なプランもあります。

オンラインシステムを選ぶ前に、自分のオンラインレッスンがどの程度の機能やサポートを必要としているのか整理する必要がありますね。

2-1 サブスクリプションがおすすめ?

先ほどの特徴の最後に挙げた『サブスクリプション』とは、『製品やサービスなどの一定期間の利用に対して代金を支払う方式』のことです。

『定額制』という言葉の方が、なじみが深いかもしれませんね。定期的に決まった料金を支払うという仕組み自体は定額制と同じです。サブスクリプションはその上で、期間内に受講者をより満足させられるように工夫を続けていくという、顧客満足度をより意識したニュアンスが強いです。

オンラインレッスンを週1回開催する場合に、毎回決済情報を入力して送金するのは非常に面倒ですよね。サブスクリプション方式で決済をしてもらえば、定期的に自動で支払いが済まされます。どんな頻度でいくらに価格設定するのかを考えておきましょう。

サブスクのメリット

受講者にとってのメリットは、定期的に受講することで技術や知識が積み重ねられていきますし、習慣化することによって受講者の生活自体が向上していくことです。また何度も受講したいと思っている受講者からすると、予め『毎週月曜日に開催』という形で日程が決められていた方がわかりやすいですね。講師からすると、まとまったお金が安定して入ることがメリットでしょう。回数で終わりを区切らなければどんどん受講者が増えることになるので、やりがいも多きくなります。

サブスクのデメリット

デメリットもいくつかあります。受講者からすると初めに提示される金額が大きいため、気軽にチャレンジしにくいという点があります。これはサブスク形式のレッスンの他に、お試しのような形で1回だけ受けられるレッスンを別で用意してあげると親切でしょう。超初心者用、などとターゲットを分けてもいいです。その他、先の予定まで決めて支払うことになるので、『支払い後に予定が入ってしまい受講できなかった』というような事態になる可能性が高まります。

3 オンライン講座のホームページを用意しよう

オンラインレッスンを始めるのであれば、ホームページの準備が必須です。集客する際の入口に設定したり、予約や決済の窓口にもなるページを作っていきます。これもプラットフォーム・システムを導入すれば無料または安価で作れる場合が多いです。

3-1 ホームページに含める内容

ホームページには、以下の内容を最低限記載しましょう。

・講師のプロフィール、実績
・レッスンの内容、目的
・レッスンの期間、頻度、スケジュール
・レッスンの料金
・レッスンの人数
・持ち物や注意事項等

講座情報の箇条書きではなく、あなたのオンラインレッスンが魅力的だと感じさせるような内容を意識しましょう。ホームページに訪れた人はプロフィールやレッスンの内容を読んで、オンラインレッスンを受講するかどうか決めていきます。

講師のプロフィールに実績が多数含まれると、レッスンの効果を期待でき集客効果が高まります。裏付けがあることにより安心する人もいますので、載せられる内容はできるだけ書くようにしましょう。

レッスン内容では目的の部分を記載しておくことも大切です。講座を受けることにより自分がどんな風に変わるのかがイメージしやすくなります。講師の目指すものや伝えたい思いを書くことも良いですね。

3-2 オンラインレッスン内容が分かる写真を

ホームページに掲載する写真はとても大切です。オンラインレッスンはビデオ配信ですから、まず講師がどんな人なのか、どんなことを講座でやるのか、どんな雰囲気なのかを、写真で伝えていきます。文章だけではどうしてもニュアンスが掴みにくいので、情報量の多い写真をうまく使うことをおすすめします。

自分のプロフィール写真については、実際にレッスンをする時の恰好やレッスンしている様子の写真があれば良いですね。古い写真ではなく最近のものを使いましょう。

レッスン風景については、当然講師側からみた目線よりも受講者側から見た目線に合わせた写真を用意するようにしましょう。もしモデルとなってくれる人がいるのであれば、レッスンを受けている様子を撮りましょう。オンラインではなく実際に習い事を開催していた人であれば実績としてその写真を載せることも集客効果が高いです。

4 オンラインレッスンの予約システムを準備しよう

では、ホームページに予約システムを導入していきましょう。無料で導入できるシステムであっても、予約人数に100人までなどの制限がある場合も多いです。それ以上予約を取りたい場合は有料オプションとなりますので、使うシステムの条件を確認しておきましょう。

予約の方法は、オンラインレッスンの形によって変わります。

4-1 単発予約のオンラインレッスン

単発の講座を作る場合には、日付・開始時間・終了時間を決めて設定しましょう。受講者にとって単発予約は確実に行ける日時を選ぶことができます。講師にとっても自分の他の予定と照らし合わせてフレキシブルに日時を決める事ができます。

4-2 サブスクリプションのオンラインレッスン

サブスクのレッスンであれば、まず毎週なのか毎月なのか、どの頻度で行うのかを決めましょう。毎週水曜日の同じ時間に開催するのが一般的ですが、月2回と決めて曜日はバラバラというやり方もあります。バラバラにする場合はリマインドの連絡を必ずするなどの工夫ができると良いですね。

4-3 受講者と予定調整をするオンラインレッスン

1対1の個別講座などはこのタイプです。この場合は受講者の予約できる日程に合わせることが必要ですので、日時を決めるのはその後に行います。このタイプの予約方法が機能として備わっているかはプラットフォーム・システムによりますので、必要な場合は確認しておきましょう。

5 オンラインレッスンの決済方法を決めよう

オンラインレッスンの値段を決めてシステムに登録したら、決済方法を決めましょう。

これまでに直接受講者と顔を合わせる形の講座をしていた方は、オンライン化で1番ハードルを感じるのはこの決済システムではないでしょうか。『顔を合わせずにどうやって集金するの?』と思ってしまう方もいるかもしれません。ですが、意外なほど簡単に決済の設定はできてしまいますよ。

では、決済方法それぞれの特徴を見ていきましょう。決済方法はどれか1つに絞る必要はありません。全部できるように設定しておくと親切ですし『決済方法が合わないから受講ができない』といった事態を避けられます。

5-1 現金振り込み

オンラインレッスンだからといって現金を扱う方法がないわけではありません。昔からある現金振り込みの方が馴染みがあってやりやすいという受講者もいます。銀行やコンビニから振り込む方法ですね。IT機器に疎い方や、デバイスに個人情報をなるべく保存したくないという方に根強い支持があります。特に受講者に高齢の方がいる場合には検討してみましょう。

5-2 クレジットカード決済

クレジットカードの決済がオンライン上では一般的になっています。クレジットカード情報を入れるだけで決済が完了します。普段通販で買い物をする方などは、パソコンやスマホにクレジット情報を登録しておりワンタッチで入力できるようにしている方も多いでしょう。特別な拘りがなければクレジットカード決済にしておくのが無難です。デメリットは、クレジットカード決済には手数料がかかり講師側の負担になることです。

5-3 スマートフォン決済

スマートフォンに銀行口座・クレジットカードを連携させている場合に決済を行えます。近年『PayPay』『LINE Pay』などたくさんのサービスが出てきており、そのどれかを利用していることが条件になります。各サービス毎にポイントが付いたりお得な特典があるため、積極的に利用したい方も多い決済方法です。

支払い方は、例えばPayPayであれば予約後に講師からPayPayの支払い先を受講者に送り、そこから支払ってもらう形になります。クレジットカードよりもひと手間かかることと、まだサービスを利用している人数が少ないことが難点です。

5-4 キャリア決済

スマートフォンのキャリアを通して決済する方法です。キャリア決済ができるキャリア会社と契約していることが利用条件です。受講者は月々のスマホ代の支払いと同時に受講料を支払うことになります。スマホの暗証番号があれば決済できるため、最も手軽な方法です。10代や20代の方はクレジットカードを持っていないこともあるので、若い方をターゲットとしている講座であればスマートフォン決済がおすすめです。

6 オンライン講座の顧客管理システムを準備しよう

オンラインレッスンを運営していくにあたって、最も手間がかかるのが顧客管理です。受講者の人数が増えてきたり、レッスンの種類や回数が多くなってくると顧客管理はどんどん複雑になっていきます。

オンラインレッスンのプラットフォーム・システムを導入する強みは、そういった顧客管理を整理整頓・自動化できる点です。

6-1 受講者情報を記録

予約があった受講者ごとに、それぞれがどんな人なのか・何度参加しているのか・習得度合いは、などの情報を記載していけると便利です。パーソナルトレーナーの講座に代表されるような、受講者一人ひとりに合わせたメニューを丁寧に指導していきたい場合などには、顧客情報の記録が必須ですね。画像や写真も残しておけると尚良いでしょう。また、受講人数が多い場合にはタイプ別に分類したり、タグ付けをしていくなどの工夫も必要です。

6-2 受講者への連絡

オンラインレッスン前日のリマインドや、緊急で日時変更があった場合などに受講者にメッセージを一斉送信できると便利です。人力で全員にメールを打っていては大変な作業になりますよね。簡単にメッセージ送信ができれば、様々なお知らせを細かく送っていくことも容易になります。新しいレッスンの紹介や次回の告知などを送っていくことによって、リピーター獲得にも繋がるでしょう。

7 オンラインレッスンシステムで効率化

ここまでご紹介したホームページ作成・予約システム・決済システム・顧客管理について、『自力でできないかな?』と思う方もいるかもしれません。もちろんそれぞれを自分の力で作り上げていくことは可能です。しかし、オンラインレッスンのプラットフォーム・システムを使うことで圧倒的に効率化することができます。

ホームページの作成サービスなどは簡単に操作できるものが増えてきていますが、特別にITの知識がある方でなければその先の予約・決済・顧客管理機能をつけるにはハードルが高いです。また、機能それぞれを作成できるサービスもありますが、バラバラに契約してしまうと各サービスを連携することができず受講者を混乱させることになります。

オンラインレッスンに特化したプラットフォーム・システムであれば、必要になる機能を一括で作成することができるため作業効率化に繋がります。オンラインレッスンを開始してからシステムを変えることは極力避けた方が良いので、始める前に自分のスタイルと合ったシステムを選びましょう。

7-1 配信ツール(Zoom等)との連携

オンラインレッスンを配信するツールと、予約や決済システムを連携させることによりさらに効率化が図れます。

具体的には、例えばZoomであればオンラインレッスンに入るためのURLが発行されます。これを講座に予約した受講者へ送る必要があるのですが、連携していると自動的に送られます。予約・決済をしてからURLが送られてきていないと受講者は不安を感じますし、講師としても予約後すぐに手動で送るのは手間ですから、連携は必須と言えるでしょう。

7-2 SNSやブログとの連携

オンラインレッスンのホームページに、SNSやブログを連携させる機能もあります。SNSをフォローするのはレッスンを定期的に受けるファンの方というイメージがあるかもしれませんが、実は新規の受講者でも受講を決める前にSNSをチェックする方が多いです。SNSやブログで前回のレッスンの様子や雰囲気がわかると、受講してみたいという気持ちが膨らみますよね。

ホームページにSNSのURLを書きこんだり、講座中に口頭で伝えることも可能ですがアクセスしにくいです。SNSの連携機能があるサービスであれば、わかりやすい位置にアイコンが表示されるなどして受講者を自動的に誘導できます。

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