悩みを持つ人の相談に乗り、時に寄り添い、時にアドバイスしながらメンタルサポートをする心理カウンセラー。
現代社会はストレスにさらされることも多く、心理カウンセラーに悩みを相談したいという人も増えているのが現状です。
本記事では、職業としても人気な心理カウンセラーの集客や宣伝方法について解説していきます!
1 Web集客の必要性
そもそも、なぜWeb集客が必要なのでしょうか。
Web集客とは、インターネット上のサービスを通じてお客様を呼び込む集客方法です。
検索サイトやSNSなど多くの人が利用するサービスを使うことで、目に留まる回数も増えますし、検索機能を使って、自分のサービスに興味のある人の方からアクセスしてくれるので、コストをかけずに集客することができます。
スマートフォンを持っていない人の方が少ない時代、インターネット上で人と繋がることのハードルが下がった今だからこそ、Web集客を行う必要性が高まっているのです。
2 心理カウンセリングの主な集客方法
そもそも、心理カウンセリングとはどのようなサービスなのでしょうか。
カウンセリングを行う心理カウンセラーは、悩みを抱えるお客様の話を聞き、寄り添って支援する人のことです。
あくまで話を聞くこと・寄り添うことがメインで、ゴールに誘導するというよりは背中を押して、お客様本人が自分の足で解決に向かえるようにサポートするのが心理カウンセラーの役割と言えるでしょう。
また、心理カウンセラーと似たような仕事に「心理セラピスト」と「メンタルカウンセラー」があります。
それぞれの違いを説明すると、心理セラピストは、傾聴に重きを置く心理カウンセラーとは異なり、カウンセリングなどを通してお客様に必要な治療を選択し、催眠療法などのフィジカル面でのアプローチを行います。
また、メンタルカウンセラーは、様々な悩みの中でも特にメンタルケアに特化したカウンセリングを得意とする人たちです。
ストレスを感じて悩みを抱えやすい現代人にとって、これらカウンセラーの需要は今後ますます増えていくと予想されます。
需要が増えるからこそ、競合サービスが増えることも考えられますので、効率的に集客する方法を学んでいく必要があります。
ここからは、心理カウンセリングを仕事にしている人、またはこれから仕事にしようと考えている人に向けて主にWebを使った集客方法をお伝えしていきます。
2-1 SNS(Twitter・Instagram・YouTube)
まずは、SNSでの集客方法について見ていきましょう。
SNSの中でも、特にTwitter、Instagram、YouTubeなどは発信媒体として気軽に使えるツールです。
3つのSNSの特徴を見てみましょう。
【Twitter】
拡散されることで認知度が高まりやすいSNSです。
文章がメインで、カウンセラー自身の体験談や 時期ごとに起こりやすい不調とその改善方法など、日常に活かせる事柄をトレンドに織り交ぜて呟いている人が多い印象です。
ツイートが拡散されて多くの人の目に留まったタイミングで、自分のサービスをそのツイートに紐づけて呟き、予約導線を作ってみるのが良いでしょう。
【Instagram】
写真がメインのSNSで、まずは見ている人の興味を引く写真や画像を投稿するのがポイントです。
絵が得意な人は、イラストを使った投稿をするのもおすすめですよ。
まずは写真や画像で注目してもらい、プロフィールにホームページなどのリンクを貼っておき、誘導するような本文の投稿をしている人が多いです。
【YouTube】
カウンセラーとしてYouTubeで発信する場合は、カウンセラー自身の体験談や視聴者からの質問やお悩みを動画として配信する人が多いです。
配信自体にお金はかかりませんが、クオリティの高い配信をしようと思うと機材を揃えるためのコストがかかります。
また、動画を撮った後の編集作業に時間がかかることも念頭におきましょう。
2-2 ブログサービス
次に、ブログサービスの活用についてご紹介していきます。
代表的なものはアメーバブログやはてなブログ、WordPress(ワードプレス)などが挙げられます。それぞれの特徴を簡単に説明します。
【アメーバブログ】
株式会社サイバーエージェントが運営するブログサービスです。
アバター機能や足あと機能などSNSのような機能が強く、ユーザー同士の結びつきを重視しているところに特徴があります。
多くの有名人がアメーバブログを開設しているので、そのファン層も流入し、ファン同士のコミュニティの活動が多数行われています。
女性ユーザーが多いので、美容系や婚活、占いのようなジャンルの記事が人気です。
テンプレートのデザインは豊富ですが、使えるHTMLタグが少ないのでカスタマイズ性はやや低くなっています。
【はてなブログ】
株式会社はてなが運営するブログサービスで、議論好きのユーザーが多く利用していることで有名です。
他のブログサービスと比べて長文の記事が多いのが特徴と言えるでしょう。
ユニークなのが、はてなブックマークやはてな匿名ダイアリーなど、「はてな界隈」と呼ばれる独自のコミュニティが形成されていることです。
ブログサービスでは検索エンジンでヒットすることが重要と言われていますが、はてなブログではそういったコミュニティ内の人数が多いので、SEO対策をしなくても一定数のPVを確保しやすい点も魅力の一つと言えるでしょう。
【WordPress】
WordPress(ワードプレス)は、ブログやホームページを簡単に作ることができるソフトウェアです。
難しいプログラミング言語が分からない人でも、本格的なブログを開設することが可能で、私たちが普段目にしているページのほとんどがWordPressで作られています。
インターネットが苦手でも、デザイン性の高いブログを作ることができます。
ただし、WordPress単体で ブログを作ることはできず「レンタルサーバー」と「独自ドメイン」が必要です。
レンタルサーバーはWordPressを設置するWeb上のスペースのことです。
サーバーを作るのに費用がかかるため、WordPressはアメーバブログやはてなブログと違って、有料ブログと言われています。
また、独自ドメインとは、ネット上の住所のようなもので、好きな文字列で作成可能です。
重複登録ができないので、独自ドメインは作成者だけのオリジナルになります。
もしレンタルサーバーを変更しても、独自ドメインで運営しているWordPressであれば同じURLを使い続けることが可能なので便利ですよね。
このようなブログを使ってどのように集客に結び付けるのでしょうか?
私たちは普段、ピンポイントでブログ名を検索することはほとんどありませんよね。
カウンセリングを受けたいと思っている人たちも同じで、自分が感じている症状や悩みなどのキーワードで検索します。
ブログサービスで集客していくには、GoogleやYahoo!などでキーワード検索をした時ヒットするように、ブログタイトルや本文内にキーワードを盛り込むことが大切です。
2-3 HP集客
ホームページは、あなたの存在やサービスを知ってもらうための入り口のようなもの。
魅力を感じてもらえるよう、丁寧に作り込みましょう。
プロフィールやこれまでの実績、カウンセリングの流れなど、お客様が予約してみたいと思うようなページ作りを心がけてみてくださいね。
特に、サービスの内容や、カウンセリングの流れを写真や動画をうまく使って可視化しておくと、「どんなことをするんだろう?」といった不安が軽減されて、より多くの人がカウンセリングを受けてくれる可能性がありますよ。
予約までの導線もわかりやすくして、スマホ・PCどちらからでも見やすいホームページにしておくのがおすすめです。
2-4 ポスティング
Webでアプローチしにくい層への宣伝は、従来主流だったチラシのポスティングなどの紙媒体を使うのもおすすめです。
印刷、ポスティングなどを請け負ってくれるラクスルなどの便利なサービスを活用してみるのも良いですね。
また、地域のお店にチラシを貼ってもらうための営業活動なども積極的に行うことが大切です。
提供するサービスにマッチしたターゲット層が来るお店に多く配るなど、効率よく宣伝・集客ができるように工夫しましょう。
ポスティングでの集客は、様々な年齢層の見込み客の目に触れるというメリットはありますが、印刷コストがかかることや、反応があるまでに時間がかかるというデメリットもあります。
3 心理カウンセラー(カウンセリング)における集客のコツ
3-1 相手の目線に立った情報発信
まずは、相手の目線に立った情報であるかを大切にしましょう。
相手が「自分にとって必要な情報だ」と思わなければ、受け取ってもらえません。
宣伝や集客は、一方通行では成り立たないのです。
自分が届けたいサービスがどんな人に向けたサービスなのか、ターゲットを細かく設定していく必要があります。
主婦・OL・学生・男性など、性別や年代、今の仕事や生活環境によって抱えている悩みは異なります。
ターゲットをしっかり絞った上で、その人たちに響く発信をしていくのがポイントです。
また、カウンセリングを対面かオンラインで行うのかによっても宣伝や集客方法が変わってきます。
オンラインでのカウンセリングを検討する場合はWeb集客がメインになるでしょうし、対面の場合は地域密着型となるため、地元の人たちが集まるカフェなどにチラシを置いてもらったり、フリーペーパーに広告を掲載するのも効果的でしょう。
3-2 独創性のあるコンセプト
心理カウンセラー需要の増加により、カウンセラーという肩書きだけで生き残るのが難しい時代となりました。
自分にしかできないこと、つまりオリジナリティ溢れるコンセプトを打ち出すことが「埋もれずに」集客していく秘訣だと言えるでしょう。
例えば、
- 活動名のうしろに、何に特化したカウンセリングをしているかキャッチコピーを付け足す
- SNSの投稿を定型文で始めたり、同じ写真を1枚目に載せ続けるなど、印象に残るような発信を続ける
- 服装や髪型を、ターゲット層からの好感度が高いものにする
- 動画撮影やオンラインカウンセリングをする場合、部屋の背景や植物などの小道具を統一したりして、見る人に印象付ける
簡単なところだと、こんな工夫ができますよね。
ここで一つ注意したいのが、オンライン相談などを行う場合の「身バレ」や「住所特定」についてです。
動画に映る背景や、生活音(電車の音や町内放送のアナウンスなど)など細かくチェックして、身元を特定されないようにしましょう。
個人情報をネット上に晒されてしまい、そこからストーカー被害を受けたという事例もあります。
自分の身を守って活動するようにしてください。
3-3 最初のハードルを下げるための「お試しカウンセリング」
初めてカウンセリングを受ける人は、期待がありつつも「どんなサービスなんだろう」と不安を抱えている人も多いです。
そのような人にとっては、無料や割引価格でお試しできる「お試しカウンセリング」があると予約しやすく感じてもらえるでしょう。
なぜお試しが必要なのでしょうか?
購買者の潜在的な心理としては、「失敗したくない」「損をしたくない」という気持ちが強いのです。
まずは試してみて、良ければ次は正規の値段で購入するというワンクッションがあるだけでも安心することができるのです。
そういった買い物と同じで、カウンセリングに関しても「お試しカウンセリング」を設けることで、お客様の不安を解消し、安心してサービスを利用してもらえるでしょう。
一点注意したいのが、お試しカウンセリングを行うにあたり、どこまでを「お試し」とするのか線引きをする必要があるということです。
無料や割引のお試しカウンセリングのみで終わることなく、お試しの中でさらにサービスに興味を持ってもらい実際の予約に繋げられるように、お試しの時間やサービスの中身はよく考えるようにしてくださいね。
3-4 口コミを集める
口コミを集めることも集客のコツのひとつです。
皆さんはお店を探している時、何を参考に選んでいますか?
口コミやお客様からのコメントを参考にした経験がある方が多いのではないでしょうか。
サービス提供者側からの発信ではなく、実際にサービスを受けた人の意見は同じ消費者からの評価なので、そのサービスに大きな信頼を作ります。
ただし、口コミは良いものばかりではありません。
ネガティブな意見を書かれることもありますが、そのような口コミにも丁寧な対応をすることで逆に好感度が上がる場合もあります。
口コミ投稿で次回割引をするなどの特典をつけたりして、カウンセリングを受けてくれた方に積極的に口コミ投稿をお願いしてみましょう。
3-5 予約・申し込みまでの導線はわかりやすく
サービスに魅力を感じていても予約方法がわからなかったり、予約までの道のりが長く面倒だった場合、途中で諦めてしまったという経験はありませんか?
それと同じように、せっかく興味を持ってもらえたのに、途中で離脱されてしまったらもったいないですよね。
予約や申し込みは、できるだけ作業工数を少なく、分かりやすい導線となるように工夫しましょう!
SNSであれば、投稿内に必ずURLを記載したり、チラシならチラシ内にQRコードを載せて、すぐに予約ページに進めるようにしておくのもおすすめですよ。
4 Web集客できる予約ページにするには
Web集客ができる魅力的な予約ページを作るにはどうしたら良いのでしょうか?
お客様が予約前に感じやすい疑問や不安を解消し、サービスを受けた後の自分のポジティブな姿が想像できるようにサービスの内容や流れを可視化することが求められるでしょう。
ここからは、Web集客ができる効果的な予約ページの作り方をご紹介していきます。
4-1 プロフィール
まずは、「どんな人がカウンセリングをしてくれるんだろう?」という不安を解消する大事な要素となるプロフィールについて。
「会いたい、話したい」と思ってもらえるようなプロフィールを作成しましょう。
カウンセリングにおいては特に、経歴よりも人柄が重視される傾向にあります。
カウンセラーになったきっかけや、過去の失敗や悩みの経験談をさらけだすことで親近感を感じてもらえるかもしれませんね。
それがお客様と同じ悩みや失敗だった場合、「この人なら私のことを理解してもらえるかもしれない!」という期待を生むこともできます。
綺麗事や実績ばかりをならべるのではなく、「自分だったらどんな人に悩みを打ちあけたいか?」ということを考えながら、カウンセラーを身近に感じてもらえるようなプロフィール作りを心がけましょう。
4-2 販売サービスの内容
時間や料金、どんなことをするのかを詳しく記載していきます。
文章だけのページではなく、写真や動画をうまく織り交ぜながら、サービスへの期待が膨らむようなページを作りましょう。
また、口コミを載せたり、カウンセリングによってあらわれる変化を具体的に紹介し、サービスを受けることで「こんな変化があるかもしれない!」とお客様に期待を持ってもらえるように工夫してみてくださいね。
4-3 掲載する写真
予約ページには、サービスとリンクする写真を掲載するようにしましょう。
インターネット上にある無料の素材を使うのも良いですが、できるだけカウンセラー本人の写真で、カウンセリング中の写真などを載せると良いですね。
写真からでもカウンセラーの人柄が伝わるようなものを選ぶと効果的です。
Canva、VSCO、Photoshopなどの画像加工アプリで、明るさ調整やフィルター加工をするのもおすすめですよ。
オンラインカウンセリングを行う際に、自宅からカウンセリングをする場合は住所が特定されないように注意してください。
写真を撮る時や掲載する時は、住所がわかるものが写り込んでいないか十分に確認するようにしましょう。
4-4 SNSの連携
SNSと予約ページを連携しておくと便利です。
SNSのプロフィールなどに予約ページのURLを貼って、予約までの間口を広げておきましょう。
また、予約が増えてきた時などにホームページやSNS、決済、顧客カルテなどをそれぞれ別のシステムやアプリで管理するのは大変ですよね。
すべての情報が一元化され、ひとつのサイトで完結できるシステムを使えば運営の手間が省けて楽になりますよ。
5 オンラインカウンセリングを始めるならMOSHがおすすめ
カウンセリング以外の業務が増えると手間がかかり、一番大切なカウンセリング業務に集中できなくなってしまう可能性があります。
前の章でも挙げたように、全ての業務を一元化できる便利なサービスを利用することも検討してみてくださいね。
MOSHは、カウンセラーがサービスを提供する上で便利な機能が全て無料で使えます。
スマートフォンがあれば簡単に予約受付ができるサービスページを作成することができ、SNSやZoomとの連携も可能です。
パーソナルな予約の管理もしやすく、近年消費者側からも好評のサブスクリプションサービスも無料で作成することができます。
予約ページの作り方も簡単なので、ネットが苦手な方でも気軽に利用することが可能です。
心理カウンセリング・オンラインカウンセリングをしている方や、今後そのようなサービスを始めようとしている方は、ぜひMOSHに無料登録して便利な機能を使ってみてくださいね。
あなたの「好き」は仕事になる。
スマホで予約受付・事前決済・顧客管理まで、
サービス販売に必要な機能が充実。