いままで対面だったヨガやピアノ、英語など、さまざまなレッスンが気軽にオンライン受講できるようになりました。
お客さまは、遠方からでも人気講師の質のよいレッスンが選べます。講師は、従来の対面形式より幅広い地域や年齢層のお客さまと出会えるチャンスが増えます。
お互いの選択肢が大きく広がり、「これやってみたい!」という魅力的なオンラインレッスンが急拡大しています。
「オンラインレッスンのサービス設計の進め方がわからない」
これからオンラインレッスンを始めてみたい講師の方は、料金設定を含めたサービス設計に悩んでしまうことも多いのではないでしょうか。
この記事では、オンラインレッスンの料金設定や、レッスン料の集金で大切な3つのポイントについて、詳しく解説していきます。
- オンラインレッスンの適切な料金設定方法
- 料金相場に左右されないオンラインレッスン作り
- オンラインレッスンのスムーズな決済方法
これを読めば、オンラインレッスンのサービス設計と運営が初めてでも、スムーズに進めていけますよ。
1 オンラインレッスンの料金設定のポイント
これからオンラインレッスンを始めるには、どんなレッスン内容にいくらで料金を設定すればよいのか?対面レッスンとの違いはあるのか?など、さまざまな疑問がありますよね。
また、同様のサービスや競合サービスと比較して「料金相場」を気にしすぎるあまり、料金相場より低いサービス価格に設定にした方が良いのでは…と悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
「自分らしいオリジナルのオンラインレッスンを叶えつつ、適切な料金設定を決めたい」
そのためには、以下の4つのポイントをおさえ、料金設定とサービス設計を行なっていきましょう。
- ターゲット層を明確化させる
- 料金相場をリサーチする
- オンラインレッスンの形式から考える
- お客さまとの関係値から考える
1-1 ターゲット像を明確化させる
オンラインレッスンで、どんなお客さまにサービスを届けたいのか。ターゲット層を具体的に細かく思い浮かべてみましょう。ターゲット層やペルソナをはっきり決めることで、「どんなレッスンにどのくらいの料金で参加してくれそうか」が、想定しやすくなります。
ターゲット層を明確化させるには、以下の項目をじっくり考えてみるとやりやすいです。
- 年代
- 性別
- 職業
- 家族構成
- ライフスタイル
- どんな悩みを持っているか
- どんなニーズを持っているか
たとえば、
「一人暮らしの30代OL。在宅勤務で座りっぱなし。運動不足で寝つきが悪いと感じる。短時間で手軽に体を動かしたい。ぐっすり眠れるよう、癒されたい」
こんな悩みがあるとすると、
「寝る前の22時から30分間。週1回1,000円前後。優しい音楽を聴きながらゆったりと体を動かす、ヒーリング・ナイトヨガ」
このようなオンラインレッスンを具体的に想定できます。
身近な人や過去の自分をターゲットに思い浮かべてみるのもよいでしょう。
「過去の自分はこんなことに困っていたな。」
「こんなサービスが、これくらいの料金だったら嬉しいだろうな。」
など、ターゲットの悩みやニーズ、行動をより明確に具体的にあげてみる。
そうすることで、お客さまが望んでいるものとかけ離れすぎないサービス内容と、料金設定が可能になります。
1-2 料金相場をリサーチする
同ジャンルの競合サービス、ターゲットがかぶりそうなオンラインレッスンの料金相場を、しっかりとリサーチするのも一つの手です。
競合オンラインレッスンの大体の料金相場を知ることで、自分のサービスで狙うべき価格帯を絞れます。
ただし、料金相場はあくまで「相場」と、参考程度に考えておきましょう。
料金相場を気にしすぎると、価格競争に巻き込まれてしまい、オンラインレッスンの料金を値下げする方向にもっていかざるを得なくなってしまいます。
「安い料金設定」は、お客様にとってプラスであるように思えるかもしれません。
しかし、その分オンラインレッスンのクオリティへの期待値が低くなったり、その安さゆえ、当日キャンセルや欠席者が増えてしまう可能性もあります。
価格競争の過程で、オンラインレッスン自体の価値も下がってしまうかもしれないのです。
オンラインレッスンを行う上で大切なことは、「料金相場」に合わせることではありません。
- 悩みを解決できそうなニーズに応えるレッスン内容
- 目標達成まで伴走してくれるか
- 専門性の高い魅力的な講師
- 受講しやすい時間帯、料金設定
- 受講後のサポート体制 など
これらの要素を掛け合わせてオンラインレッスンの価値を高め、ニーズがあるところへ、適正料金でサービスを届けることが重要です。
あなたのオンラインレッスンに価値を見出してくれたお客さまは、サービスの安売りをしなくともきちんと対価を支払ってくれます。
料金相場に振り回されない、オリジナルのオンラインレッスン設計の具体的な方法は、第2章「料金相場に左右されないオンラインレッスン作り」で詳しく解説します。
1-3 レッスン形式を考える
対面レッスンでも、レッスン形式によって複数の料金プランがあるように、オンラインでもレッスン形式に合わせて、それぞれ料金相場は変動します。
料金設定が変動するポイントは2つです。
1)1対1のオンラインレッスンorグループレッスン
マンツーマンの1対1の個人レッスンか、大人数のグループレッスン・講義形式のオンラインレッスンかで、料金相場は異なります。
基本的に1対1のオンラインレッスンの方が、グループレッスンより料金相場は高めです。
料金を高めに設定する分、お客さま一人ひとりに向き合い、個人オンラインレッスンならではのきめ細やかなサービス提供を行うように心がけてみましょう。
お客さまのオンラインレッスン満足度も向上するはずです!
2)単発レッスンor月額レッスン
どんなサービス、商品も「まとめ買い」をするとお得になるものです。
オンラインレッスンも例外ではなく、月額定額制のオンラインレッスンと、都度払いのオンラインレッスンでは、1回あたりのレッスン料金は月額レッスンの方が安めに設定されていることが多いです。
月額定額制のレッスンに参加するお客さまが増えれば、月の安定収入が増えるので、積極的に取り入れていきたいレッスン形式です。
週に最低1度はレッスンに参加されるような、リピーターのお客さまが月額レッスンを申し込まれるケースが多いため、まずは単発のオンラインレッスンでお客さまからの信頼を得ていきましょう。
また、回数券を活用して、お得感をアピールする料金設定をするのもいいですね。
個人向けや単発レッスンなど、一人ひとりに合わせたレッスンをする場合は「高めの料金設定」に。グループ向けや月額制、サブスク、回数券を利用するなど、大人数に向けて複数回レッスンする場合は「安めの料金設定」にします。
1対1でじっくり習いたい、グループで交流しながら参加したいなど、お客さまのニーズに合わせて、複数の料金プランを用意しておきましょう。
1-4 お客さまとの関係値別に料金設定する
オンラインレッスンの料金や価格帯は、1つだけに絞る必要はありません。複数の料金バリエーションのレッスンを用意しておくのもおすすめです。
ポイントは、「お客さまとの関係値・信頼値を起点に考えること」です。初めてのお客さまなのか、リピーターなのか、はたまたあなたのファンになってくれたお客さまなのかによって、レッスン内容や料金設定を変えてみましょう。
1)【料金設定・安】体験レッスン
初回のお客さま限定で、低めの料金で受けられる体験レッスンのようなサービスを用意しましょう。
初めましての状態で関係値はゼロに近しいため、お客さまにとっても申し込みのハードルを高く感じていたり、多少の不安感があることが想像されます。
そんな中、最初からあまり高い料金は支払いたくない、と思うのも無理はないですよね。
そんな方に向けて、無料のトライアルレッスンや、レッスン時間は短めで、低価格の初回限定レッスンを行ってみましょう。
2)【通常レッスン】通常料金
ある程度の信頼関係ができて、継続してオンラインレッスンを受講していただいているお客さまに向けての、基本のレッスンです。
月額サブスクレッスンや個人レッスン、グループレッスンが挙げられます。
お客さまは安すぎず高すぎない、適正料金で安定したサービス内容を期待しています。
毎回のレッスンを丁寧に行なっていくことで、固定のファンになってもらうように意識してみましょう。
3)【料金設定・高】特別レッスン・コンテンツ
通常レッスンをリピート受講してくれて信頼関係がしっかり築かれ、ファンになっていただいているお客さまには、会員限定レッスン・コンテンツ、会員制のクローズドコミュニティのような、比較的高めの特別コンテンツを用意しましょう。
お客様の熱量が高く、通常レッスンでは物足りなさを感じている状態のため、比較的高めの料金設定でもサービスに価値をきちんと見出してくれます。
高めの料金設定にするからには、サービス内容をより充実させる必要があります。
レッスン動画の定期配信、アーカイブ公開、クラス発表会やイベント開催、特別コーチングなど、ファンになってくれたお客様のニーズを捉え、関心を惹きつけられる、スペシャルなコンテンツづくりを意識してみましょう。
たとえば、美容院でも初めてのお客さまには初回限定の特別料金、お得意さまにはヘッドスパやトリートメントなど、+アルファのオプションメニューが用意されているのと同じ感覚です。
競合のオンラインレッスンの料金相場をリサーチするだけでなく、全く異なる業種・業態のサービスの料金設定はどのようになっているのか、普段から着目してみるのも新たな発見が生まれるかもしれません。
2 料金相場に左右されないオンラインレッスン作り
料金相場をリサーチすると、ピンからキリまで幅広い料金設定があることに気づきます。
他者比較すればするほど、自分のレッスン料金は安すぎるかな?逆に高すぎるかな?と悩んでしまいますよね。
先述したように、競合レッスンの料金相場に合わせるすぎることは、そこまで重要なことではありません。たとえ同様のサービスが、新規顧客獲得のために大幅な値下げをしていたとしても、「対抗して下げたほうがよいのかな」と不安に思わなくて大丈夫です。
より安い価格に値下げすることは、逆に「安すぎると信用できない」と思われたり、不毛な価格競争に巻き込まれてしまう恐れもあるからです。
競合サービスと差別化を図り、お客さまに選ばれるブランディングをすることがとても大切です。
そうすることで、ご自身の提供されるサービスに自信がもてるようになり、安売りしせずとも適正料金でオンラインレッスンを提供していくことができます。
以下の3ステップを参考に、料金相場に左右されない、オリジナリティのあるオンラインレッスンを設計していきましょう。
2-1 差別化ポイントを見つける
価格競争に巻き込まれないためには、「この人にお願いしたい!」というお客様にとって唯一無二の存在になることを意識しましょう。競合サービスと差別化を図るには、「ニッチ」と「ユニークさ」という2つのキーワードがポイントです。
潜在的な需要はあるけどまだ誰も手を出していない、競合サービスが少ない「隙間」の分野や市場
【ユニークさ】
個性的で独創性があること
一般的なターゲット層には当てはまらないけれど、じつは隠れたニーズがある分野を探ってみる。自分のオンラインレッスンの強み、他にはない独自性もしっかり掘り下げてみる。この「ニッチさ」と「ユニークさ」を意識してオンラインレッスンを設計することで、刺さる人には深く刺さる、より魅力的なサービスになります。
オリジナリティのあるサービスは、相場より安い料金設定にして安売りしなくても、「こういうサービスを待っていた!」と価値を見出してくれた人がしっかり対価を払ってくれます。
自分の中のユニークなポイントとは、どうやって見つけられるでしょうか?
以下の3つのポイントを深堀りしてみましょう。
今回は、「英語のオンライン講師」を具体的な例として挙げて考えていきます。
①サービス提供の背景、原体験
どういう背景、原体験でサービスを提供するに至ったのかを深掘りしてみましょう。
例えば、以下のように過去の体験や、経緯、経歴などを振り返ってみると、サービス内容を発展させるためのヒントが隠されているかもしれません。
- 教科書英語では楽しくなく、継続できなかった過去がある。
- 大人になってから生身の英語に触れて感動した体験
- 勉強としての英語ではなく、コミュニケーションとしての英語の楽しさに目覚めた。
- 教科書を使わず、楽しみながらナチュラルなネイティブ英語を習得できた
このような経験、背景をお持ちの方の場合、「教科書を一切使わない!アウトプット100%の英会話教室」というコンセプトのオンラインレッスンでも良さそうですね。
まずは自分の過去や原体験を思い出してみることで、構想を練り、骨組みを作っていきましょう。
②自分の得意なこと
自分の得意なことと、これから提供していきたいコンテンツをかけ合わせるのもおすすめです。
とはいえ、得意なことを急に聞かれてもさっぱり思い浮かばない…という方もいらっしゃるかもしれません。
得意なことは何も、「表彰された経験がある」「輝かしい実績がある」というものだけではありません。
「意識せずともできること」「自然とやってしまうこと」の中から自分の得意なことを見つけ出してみるのもおすすめです。
以下のように自分の行動パターンをまずは振り返ってみましょう。
- 集まりの場で盛り上げ役になることが多い
- お店の人や知らない人とでも、楽しく話せる
このような場合、座学形式よりも、お客さまと楽しく英語で会話する、コミュニケーション重視のオンラインレッスンにしていくとよさそうです。
③今までお客さまに喜ばれたこと
すでに何度かオンラインレッスンを行なったことがある方は、今までにお客さまから寄せられた声や、感想、レッスン中に喜ばれたことから着想を得ていくのもよいでしょう。
- ネイティブが使う、リアルな英語表現が知れて嬉しい
- 会話中心のレッスンなので、実践的な英語力がアップした
- 映画やドラマなどに出てくる表現について気軽に質問できて助かる
このようにお客さまに喜ばれたことがそのまま、あなたのオンラインレッスンの強みとなります。
以上3点をじっくり深掘りしてみると、コンセプトが曖昧ゆえに競合が多くなってしまっていた一般的な「オンライン英語教師」から、以下のようにあなたらしい価値をプラスアルファしたオンラインレッスンに生まれ変わることができます。
- 英語資格の勉強ではなく、「英語を使いこなしたい人」向け
- 楽しく旅行先で英会話をしてみたい人向け
- 教科書は一切使わず、会話・アウトプットのみ
- 日常生活でリアルに使うネイティブ英語を知れる
- 講師のやる気を引き出すコミュニケーション
- 講師の友達の外国人をお招きして英語交流会を定期開催
サービスを始めるまでの「失敗・成功ストーリー」を語ることでも、レッスンにかける想いを伝えられ、お客さまの共感や説得力を得られます。
2-2 サービス設計を作り込む
差別化ポイントを見つけ、じぶんの提供する価値・コンセプトが定まったら、サービスの具体的な設計を進めていきます。
サービスを通してお客さまへ価値提供が行われるため、定めたコンセプトがしっかり伝わるよう、丁寧に作りこんでいきましょう。
コンセプトが明確であると、お客さまがあなたのオンラインレッスンを受ける理由や動機をより自分事として受け入れ、サービスの価値を見出しやすくなります。
サービスのコンセプトを決めるには、「5W1H」を軸に言語化していきます。
5W1Hとは、
- When(いつ)
- Where(どこ)
- Who(誰に)
- What(何を)
- Why(なぜ)
- How(どのように)
の6つの構成で、思考の整理を効率的に進めていくフレームワークです。
5W1Hを意識して設計していくことで、伝えたい情報やコンセプトを明確にし、価値が伝わりやすいサービスを作成できます。
具体的には、以下の3つの情報をしっかり盛り込み、お客さまに伝わる形で記載してみましょう。
- オンラインレッスンの具体的な内容
- どんな人におすすめか
- レッスンを受講することによるポジティブな変化
1)オンラインレッスンの具体的な内容
いつ、どこで、何を、どのように行うのか、オンラインレッスンの具体的な内容を決めます。
以上の項目を軸に、より詳しく記載してお客様の不安材料を取り除きましょう。
画像や動画などを使用して、レッスン風景を見せるのも効果的です。
2)どんな人におすすめか
どんな人におすすめのオンラインレッスンなのかを提示することにより、お客さまとレッスン内容のミスマッチを防ぐことができます。
-
憧れの曲を弾けるようになりたいと思っている人
-
仕事が忙しく、通学が難しいとお困りの人
-
初めてなのでついていけるか不安な人でもOK
など、わかりやすく伝えるように心がけましょう。
3)レッスンを受講するとどうなるのか
オンラインレッスンの受講後はどんな風になっているか、少し先のポジティブな未来を見せるようなイメージで、お客さまに対してあなたのオンラインレッスンを受講する動機付けを行なっていきましょう。
レッスンを受講すれば…
-
好きな曲を自分で弾けるようになる
-
モチベーションを保ちつつ、いろいろな曲にチャレンジできる
-
自宅でリラックスして受けられるので、無理のない範囲で長く続けられる
という風に記載するイメージです。
サービス設計のコツは、「メリット」と「ベネフィット」を上手に伝えることです。
メリットとは、オンラインレッスンの特徴や効果
ベネフィットとは、メリットのその先にある、「生活にどのようなプラスの影響をもたらすか」を表します。
たとえば、オンラインピアノレッスンのメリットは、「ピアノの技術が身につく」「通学時間の短縮ができる」こと。
ベネフィットは、「上達することでやる気がアップした」「通学の手間がなくラク」「自宅でゆっくりピアノを弾いて癒やされる」ことです。
「悩みが解決して生活が豊かになった」など、レッスンの強み(メリット)から得られるお客さまにとって本当に欲しいであろう未来(ベネフィット)を具体的に伝える。
そうすることで、サービス内容の解像度がよりあがり、お客さまにとってこのサービスを選びたい!という強い動機付けになります。
2-3 継続的にSNS発信を行う
オンラインレッスンをより多くのお客さまに知ってもらうために、ターゲット層に向けて有益な情報をどんどん発信していきましょう。
SNSで発信していくメリットは、「信頼性、権威性、専門性が高まること」です。
ターゲット層にとって有益な情報を提供することにより、「自分が求めている知識が豊富そう」「もっと深い情報を知りたい」と思ってもらえるようになります。
情報を定期的に発信し続けることで、「この先生のレッスンを受けてみたい」と感じてもらい、指名が増えるかもしれません。
ネットでサービスが販売できるMOSHでも、売上を上げているクリエイター(事業者)さんは週3~4回以上のペースでSNS投稿されている方が多いです。
また、オンラインレッスンの雰囲気やあなたの人柄がわかる投稿をすると、「この講師は信頼できそうだ」と安心感を得られます。
講師であるあなたの経歴において、専門性を感じさせられる部分や、あなたにしかできない特別なレッスン内容も、SNSで積極的に紹介してみましょう。
他のサービスにはない特徴や価値を知ってもらい、「こんなオンラインレッスンを探していた!」と、あなたのレッスンの魅力をより多くの見込み客にアピールできます。
さらに、SNSの大きな強みは、「口コミ」です。
「レッスンを受けたこの幸せな気持ちを、誰かにシェアしたい」
このようにお客さまがレッスンにとても満足してくれて、SNSでレッスンを紹介してくれれば、大きな集客効果を生みます。
今までのお客さまの声を集めてSNSで投稿することも、講師やオンラインレッスンへの信頼感や期待度が増して、新規のお客さまのお申込みアップにも繋がりやすくなりますよ。
オンラインレッスンは、世界中のお客さまが受講者対象となりえます。本格的なレッスンを受けてみたいけど近くでは受けられる場所がない。と諦めているお客さまにも、SNSを通してサービスを知ってもらえます。
お客さまにとって、「この人にお願いしたい!」と思われるような存在になれると、ブランディングは大成功といえます!
料金相場より多少高くてもオンラインレッスンを受けてくれる可能性がぐんと高まりますよ。
MOSHでは、オンラインサービスを提供している個人のクリエイター(事業者)さんに向けて、ブランディングなども含めたお役立ちノウハウをセミナーで定期的にお伝えしています。
お客さまに選ばれるサービス設計ができるよう、ぜひ参考にしてみてください。
3 オンラインレッスンのスムーズな決済方法
オンラインレッスンの料金が設定できたら、次は決済方法について考えていきましょう。
対面レッスンとオンラインレッスンの決済のタイミングには、大きな違いがあります。
それは、オンラインレッスンには「対面でお支払いただくタイミングがないこと」です。
そのため、オンラインレッスンでは事前のオンライン決済をおすすめします。
このようにオンラインレッスンでは、事前決済が完了してからサービスを提供する流れが一般的です。
対面ではレッスン後に直接集金ができても、オンラインではレッスン後に連絡が取れなくなってしまって、未集金になってしまうリスクも高くあるからです。
また、事前に決済を済ませておくことで当日の無断キャンセルのリスクも低くなります。
個人でオンラインレッスンをしていると、日程調整、予約受付、支払い請求、レッスン案内など、たくさんの事務作業があります。
一人ひとりのお客さまへ、事前決済のご案内や入金確認に対応するのはとても大変です。
お客さまも講師もスムーズに行えるオンラインの決済方法とは、どんなものを選べばよいのでしょうか?
定番の決済方法から、おすすめの決済方法まで、それぞれの特徴を解説していきます。
3-1 銀行振込
対面で集金ができないオンラインレッスンでは、銀行振込での集金が便利です。
クレジットカードを持っていない方や、オンライン決済に馴染みがないお客さまにとって、便利かつ分かりやすく、安心して入金ができます。
デメリットは、予約受付後に、お客さまへ口座情報をお伝えしたり、入金確認の連絡が別途必要になること。振込手数料はお客さまに負担していただくことになります。
予約とは別に入金手続きが必要なので、予約完了までのステップが多くなり、お客さまにも講師にとっても手間がかかってしまいます。
3-2 クレジットカード決済
銀行振込と同様に、お客さまにとって馴染みのあるクレジットカード決済も、ぜひ導入したい定番の決済方法です。
PayPalなどのオンライン決済サービスを利用すれば、個人の方でも簡単に事前のクレジットカード決済が導入できます。
口座情報やカード情報を伝えず支払いができるので、安全に事前決済ができます。
決済リンクを発行し、メールで簡単に支払い請求ができるので、未集金のリスクも少なくなります。
ほとんどのオンライン決済サービスは、初期費用・月額利用料は無料で導入が可能です。
入金を受け取る際に決済手数料がかかりますが、お客さまの手数料負担は不要です。銀行振込より少ない手順で決済ができるので、お客さまもスマホで手軽にお申し込みがしやすくなります。
3-3 予約システムの決済機能
オンラインレッスンの決済方法としておすすめなのが、予約システムの決済機能です。
予約受付と同時にクレジットカード決済ができるので、講師にとってもお客さまにとっても手間がかからず、一番スムーズにレッスン予約から決済までを進められます。
たとえばMOSHでは、ネットでサービスを販売するためのプラットフォームサイトとして、さまざまなレッスン形式に対応した決済機能が備わっています。
単発レッスンだけでなく、月額サブスクサービスや回数券の決済、クーポンの利用、予約のキャンセル、キャンセル料の払い戻しもMOSH上で完結します。
予約システムの決済機能を利用することで、オンラインレッスン運営がとてもラクになり、レッスンの質の向上やサービスの提供にしっかり注力できるようになりますよ。
4 MOSHでオンラインレッスンを始めよう
料金設定や決済方法について理解が深まったところで、「さっそくオンラインレッスンを始めてみたい!」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、レッスン告知、予約調整、売上管理、受講方法の案内、メール連絡など、オンラインレッスン開催にはさまざまなステップがあり、ハードルがやや高く感じられてしまいますよね。
ひとりで頑張りすぎず、効率的に事務作業を進めていくために、これらの機能をひとつにまとめて管理できるプラットフォームの利用が、オンラインレッスン運営の大きな手助けになります。
そんなオンラインレッスン運営を支えるプラットフォームの一つとして、MOSHの利用はいかがでしょうか。
MOSHでは、予約サイトの作成や、レッスン形式ごとのメニュー・料金設定、オンライン決済など、レッスン開設から販売までの必要な機能を一括で管理できます。
しかも、難しい操作が必要なく、スマホでも簡単に運用できるところも大きなポイントです。
MOSHを利用すると、事務作業時間と手間を大幅に短縮できるので、その分オンラインレッスンのブラッシュアップや、SNSを利用してブランディングの強化に注力できます。
「こんなオンラインレッスン待っていた!」「この先生に出会えてよかった!」
そう言ってもらえる、オリジナリティのある質のよいサービスをお客さまにお届けしたい。
そんなあなたのオンラインレッスン運営のパートナーとして、ぜひMOSHの導入を検討してみてくださいね。
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サービス販売に必要な機能が充実。